Nintendo Switch版『ドーントレス』、ブーストモード活用によりロード時間短縮を目指す

Nintendo Switch版『ドーントレス』、ブーストモード活用によりロード時間短縮を目指す。『ドーントレス(Dauntless)』は、基本プレイ無料の共闘アクションRPG。最大4人のプレイヤーで協力し、巨獣ベヒモスを狩りにいく。

Phoenix Labsが開発する基本プレイ無料の共闘アクションRPG『ドーントレス(Dauntless)』。12月11日には同作が日本語に対応したと同時に、国内Nintendo Switch/PlayStation 4/Xbox One向けの配信が開始された(Epic Gamesストアにて配信中のPC版も対応言語に日本語追加)。

『モンスターハンター』シリーズのフォロワーとして2018年に海外向けベータテストが開始された本作が、ついに日本国内の各種コンソールにて遊べるようになった。各プラットフォーム間のクロスプレイとチャット、Epic Gamesアカウントを利用したクロスセーブにも対応しており、好みのプラットフォームで遊びやすい環境が整っている。

だがPCゲームの移植にあたっては、まだ最適化不足な側面も否めない。Nintendo Switch版のTVモードでは、敵と戦う狩猟エリアにて30fps前後のフレームレートを維持するも、プレイヤーやNPCが集うハブエリア(ラムズゲート)では不安定化。またロード時間の長さがネックとなっており、狩猟エリアからハブエリアへの移動は40秒~60秒近くとなっている(12月11日ローンチ時)。

Redditでは、『クラッシュ・バンディクー レーシング ブッとびニトロ!』がNintendo Switchのブーストモード(Boost Mode)を活用することでロード時間を短縮した例を持ち出し、『ドーントレス』でも使ってみてはどうかと、ユーザーcryptic-fox氏が提案。その投稿に対し、開発元Phoenix Labsより、対応予定である旨のコメントが寄せられた。ロード時間以外にも、パフォーマンス面で改善が必要な個所があることも認識していると伝えている。

ブーストモードは、Nintendo SwitchのCPUを一時的にクロックアップする機能。通常1GHzのところ、ロード時だけ約1.7GHzまで引き上げられ、ロード時間が改善される。今年4月に『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』と『スーパーマリオ オデッセイ』の2タイトルで確認されたのち、『クラッシュ・バンディクー レーシング ブッとびニトロ!』でも取り入れられ、コースのロード時間が10秒~15秒ほど短縮された(関連記事)。『ドーントレス』においても、ブーストモード活用によるロード時間の高速化が期待できそうだ。

『ドーントレス』は、最大4人での協力プレイに対応したアクションPRG。プレイヤーは凶暴なベヒモスを狩るスレイヤーのひとりとして、陸地が無数の浮遊島に分裂した「砕かれた大地」にてベヒモス討伐に挑戦。ベヒモスから集めた素材で装備品を作成・強化し、さらなる強敵に挑んでいく。今年5月の海外正式リリース以降もコンテンツの追加が続いており、エンドゲームの充実化に向けて新ベヒモス、新チャレンジ、新機能などが導入されている。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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