『クラッシュ・バンディクー レーシング ブッとびニトロ!』ロード時間改善のため、Nintendo Switch版では「Boost Mode」を利用へ

今年8月1日に発売予定のレースゲーム『クラッシュ・バンディクー レーシング ブッとびニトロ!』。海外では6月に発売されており、イギリスではパッケージ版の売り上げが初週1位、その後も2位をキープするなど好調のようだ。

本作の発売後、開発元のBeenoxはシーズン制のグランプリイベント「Nitro Tour Grand Prix」など新たなコンテンツの実装や、パフォーマンスの改善、バグ修正を続けている。海外販売元Activisionのサポートサイトでは、そうしたアップデート情報が掲載されており、それによると本作のNintendo Switch版には、今後「Boost Mode」を利用するパッチが配信されるという。

7月中旬に配信予定という最新パッチでは、ロード時間の向上や、オンラインプレイ時の安定性の改善のほか、さまざまなバグ修正が全プラットフォーム向けにおこなわれる予定となっている。このロード時間の向上については、Nintendo Switch版だけ別の項目にてあらためて案内されており、Boost Modeを利用して改善させると記載されている。

Nintendo SwitchのBoost Modeは、今年4月に配信されたシステムバージョン8.0.0にて導入されたと見られている。“見られている”というのは、任天堂からは公表されておらず、開発者かあるいはファームウェアを解析した人物が、海外のエミュレーター開発コミュニティにてその名称を報告したことで一般に知られるようになったため。機能としては、Nintendo SwitchのCPUを一時的にクロックアップするものとされる。

具体的な活用例が最初に報告されたのは、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』と『スーパーマリオ オデッセイ』だった。今年4月、両タイトルには「Nintendo Labo Toy-Con」のVRゴーグルに対応させるアップデートが配信されたのだが、プレイヤーからはロード時間が短くなっているとの報告が上がった。なお、公式にはロード時間の改善は発表されていない。

そこで、改造Nintendo Switchを扱うコミュニティが、Homebrewアプリを使用して両作のゲームプレイ中のCPUクロック周波数を確認。すると通常1GHzのところ、ロードする際にだけ1.7GHzへと自動的にクロックアップしていたという。おそらくクロックアップした分、圧縮されたファイルの展開処理と読み込み処理が高速化され、ロード時間が短縮したものと考えられる(関連記事)。

*1分40秒あたりからロード時間の比較がおこなわれている。

『クラッシュ・バンディクー レーシング ブッとびニトロ!』に話を戻すと、本作ではロード時間の長さが一部プレイヤーから不満点として挙げられていた。上に掲載した映像ではPS4版とNintendo Switch版を比較しており、「みなみのしまエリア」にあるコースのひとつ「タスマニア だいばくそう」のロード時間は、PS4版が約25秒、Nintendo Switch版は約42秒となっている。両機種の差はともかく、特にNintendo Switch版のロード時間の長さはプレイヤーには辛い。

そこでActivisionは、Boost Modeを利用して改善させると明らかにした形だ。ファーストパーティタイトル以外にも活用されることが判明したこと、またBoost Modeの存在をメーカーが公にした点でも興味深いが、実際にどれほどの改善が見られるかはパッチの配信を待つほかない。ちなみにRedditでは、強制的にクロックアップさせた改造Nintendo Switch本体での本作のロード時間が報告されており、それによるとコースによって10秒から15秒ほど短縮されたとのこと。

もっとも、本作の開発元BeenoxではBoost Mode以外の対応も合わせておこなっている可能性がある。日本版のローンチを迎える頃には、快適なゲームプレイを実現していることを期待したい。本作は日本ではセガが販売元となり、PS4/Nintendo Switch向けに8月1日発売予定だ。

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