爽快もちもちワイヤーアクション『モチ上ガール』Nitendo Switch向け12月12日発売へ。もちを使ってステージを駆け抜ける学生作品

爽快もちもちワイヤーアクション『モチ上ガール』Nitendo Switch向け12月12日発売へ。『モチ上ガール』は、もちを使ってステージを駆け抜けるUnity製の学生作品である。

Play,Doujin!プロジェクトは12月5日、『モチ上ガール』を12月12日に配信すると発表した。『モチ上ガール』は、mumimumi氏が手掛けるUntiy製のモチアクションゲーム。対応プラットフォームはNintendo Switch。価格は税込2750円。あらかじめダウンロードにも対応している。
(UPDATE 2019/12/05 22:15)制作者名に誤りがあったため、訂正。

https://twitter.com/PlayDoujin/status/1202248851119230976

『モチ上ガール』は、モチを使って壁やギミックにぶらさがり、ステージを駆け抜けていく爽快もちもちワイヤーアクションだ。主人公の少女ユキは和風の衣装を身に纏った、白い髪と肌の鏡餅のようなキャラクター。プレイヤーは彼女を操作し、ワンボタンに集約されたジャンプ・モチ投げ・ダッシュ・ぶら下がり4つのアクションと左スティックを使って、竹林や雪原、海岸や木造お屋敷など全60種類のステージに挑む。空中に浮かぶ水、氷塊、大きな玉、大砲、ぶら下がってジャンプ出来る棒など、ステージ中には多彩なギミックが用意されており、モチを活用してこれらのギミックを潜り抜けていく。

ユキのライバルである年越しうどんの「ムギ」を代表に、敵キャラクターやボスが登場することもあるが、ユキは敵にぶつかっても死なず、落下してもゲームオーバーにはならないため、カジュアルに楽しめるバランスに仕上がっているという。一方で、全60ステージの中には難しいステージもあり、30ステージは時間制限ありのタイムアタックモードのようなので、アクションゲームにやりごたえを求めているプレイヤーも安心できるだろう。そのほか、ステージにはなぜかスシが設置されており、まぐろ、はまちキング、鉄火巻、チョコケーキ、といった全63種類の奇妙なスシを集める要素もある。

本作を開発しているmumimumi氏は、国内在住の学生。回転してキウイを切る3Dアクションゲーム『急がば旋回れ』や、『ムームーのアクション』シリーズなど、主にアクションゲームを開発してきた人物だ。『モチ上ガール』の開発が始まったのは2017年。2018年に本格的な開発がスタートすると、Unityインターハイ2018では優勝を飾り、日本ゲーム大賞U18部門2018では金賞を獲得。中国で開催された「厦門国際アニメマンガフェスティバルゲームコンテスト」でも最優秀ゲームアート賞に輝いており、多数の賞を獲得している。また、mumimumi氏自身が手掛けている本作のBGMがSoundCloud上で公開されているほか、過去作品の一部はふりーむ!やunityroomでダウンロード可能になっている。興味のある方は、そうした作品に触れてみるのも良いだろう。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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