インディーゲームパブリッシャーMerge Gamesは11月14日、『Sparklite』をNintendo Switch向けに発売した。『Sparklite』は、アメリカのインディーゲームスタジオRed Blue Gamesが手掛ける2Dアクションゲーム。対応プラットフォームはNintendo Switch/PlayStation 4/Xbox One/Steam。価格は税込2570円。 PlayStation 4及びSteamでは11月15日発売予定。架け橋ゲームズのローカライズにより日本語対応。また、Nintendo eShopではリリース記念セールが実施されており、11月20日までの期間15%オフの税込2184円となっている。
【UPDATE 2019/11/14 18:00】
Xbox One向けにもリリースされていることを追記
『Sparklite』は、自動生成されるマップを冒険し、世界を救う見下ろし視点の2Dアクションゲームだ。舞台となるのは、スパークライトの影響により動物が凶暴なミュータントに変異し、定期的に大規模な地震が起こる土地ジオディア。主人公のエイダは、エンジニアの少女。飛行船でどこかへと向かっていたものの、嵐と甲板に突如現れたクリーチャーにより飛行船が墜落。相棒のロボットの献身もあり脱出には成功したが、飛行船は爆散しロボットとはぐれてしまう。相棒と再開するため、あるいは男爵の野望を食い止めるため、少女の冒険が始まる。
ゲームプレイでは、降り立つ度に変化するジオディアのマップを、プレイヤー自身の経験やスパークライトによるキャラクターの強化、多彩な能力を持つ使い捨てのウィジェットを使いながら進んでいく。マップの奥には、強大な力を誇る「タイタン」が潜んでいる。タイタンは、星の寿命よりも長い間稼働し続けるスパークライト燃焼機関を搭載した、男爵の兵器だ。ランダム生成されるジオディアにも中ボスが出現することもあり、少女がスパナ1本で殴り合うには少し厳しい。しかし、本作は敵のモーションが分かりやすく、少なくとも序盤はしっかり見ていれば避けられるようになっており、緊張感を伴いながらも戦闘の醍醐味が味わえるようになっている。
序盤から『ゼルダの伝説』シリーズの2D作品群からの影響が感じられることも本作の特徴と言える。緻密に描かれたドットは勿論、ロボットをリモート操作して発掘を行うシステムや、矢によるスイッチの起動といったギミックも搭載されており、ジオディアにある草はスパナで伐採可能。壊したオブジェクトの中からは、ウィジェットやハートが出現することもある。また、冒険を進めアイテムを集めることで、爆弾を運ぶ風船や自分の体を小さくする装置など、さまざまな能力を持ったガジェットを発明できるそうだ。
本作を開発したRed Blue Gamesは、アメリカ・ノースカロライナ州ダーラムのインディーゲームスタジオだ。これまでに『Mini Figh』『Mini Nuts』『Buzzwords』などのスマートフォン向けタイトルを開発しており、双子の兄弟であるEdward RoweとLucas Roweの2人により2013年に設立。兄弟は、それぞれEdward氏がゲームプログラマー、Lucas氏はQAエンジニアとしてキャリアを積んできた人物で、スタジオ名は両親が2人による服の色分けから取っているそうだ。また、本作のサウンドは『Wizard of Legends』や『The Long Return』でもサウンドを手掛けているコンポーサーのDale North氏が担当している。