「RPGツクールMV」データベースやイベントをCSVなどに変換するツールが配布、75%オフセールも実施中。4周年及び販売本数40万本を記念して

 

KADOKAWAは11月6日、PC用RPG作成ツール「RPGツクールMV」の発売4周年と販売数40万本突破を記念して、新たなDLC販売とツールの配布を発表した。「RPGツクールMV」は、従来のWindowsだけでなくスマートフォンやブラウザなど、ツクールシリーズとしては初のマルチプラットフォームに対応し、「RPGツクールVX Ace」の後継として2015年に発売されたPC用ゲーム制作ソフト。データベースをCSV形式などに相互変換できるツール「RPGツクールMVツール・データベースコンバーターMV」の配布と、「RPGツクールDS」「RPGツクールVX Ace」「RPGツクールXP」などの素材を収録した新規DLCの販売が開始されている。

「RPGツクールMVツール・データベースコンバーターMV」は、ユーザーからの要望が多かったというデータベースやイベントの内容を書き出したり、書き込みを可能にするWindosws用アプリケーション。本ツールを利用することで、データベースをExcelやCSV形式に相互変換可能になる。書き出したデータベースを表計算ソフトで扱うことにより、データベースの一括設定や編集、マクロやVBAなどが利用でき、利便性が高まるそうだ。

動作環境はWindows7以降の64bit環境で、Intel Core2 Duo相当、4GB以上のメモリを搭載しているPCが想定されている。なお、「RPGツクールMVツール・データベースコンバーターMV」を開発したのは「RPGツクールMV」用のプラグインを多数公開しているトリアコンタン氏。「RPGツクールMV」の公式サイト上でダウンロード可能になっている。

新たなDLCとして発売されるのは、「RPGツクールDS グラフィック&音楽素材集for MV」「RPGツクールDS+ グラフィック&音楽素材集for MV」「RPGツクールVXAce & XP ヒーローパック」の3点。前者の2点は、「RPGツクールDS」及び「RPGツクールDS+」のマップ作成用のタイルや戦闘用背景、歩行グラフィックと、BGM20曲などが入った素材集で、それぞれ税込3122円。おまけとしてサンプルマップが40点ずつ収録されており、ツクール用マップの制作依頼を請け負っているLib氏が、サンプルマップの制作を担当している。同氏によれば、DS+のSFと戦国を混ぜて使用するのがオススメなのだとか。

また、「RPGツクールVX Ace & XP ヒーローパック」は、「RPGツクールVX Ace」及び「RPGツクールXP」の素材を収録した素材集。おまけとして「RPGツクールVX」の戦闘用バトラー56種類も収録されており、価格は税込2178円となる。

また、ツクール公式ストア及びSteamで、40万本突破を記念したセールが実施中だ。公式ストアとSteamで価格やセール期間がそれぞれ異なるが、Steamでは「RPGツクールMV」単体版の価格が75%オフの税込2032円となっているほか、DLCとセットになった「MV2019 Arigato Pack」「MV2019 Arigato Pack Deluxe」などのバンドルも販売されている。Steamでは11月8日2時59分まで、公式ストアでは同日12時までがセール期間となっているので、「RPGツクールMV」の購入を検討していた方は早めにストアをチェックしておくと良いだろう。