過去の事件を再検証するミステリーADV『Scene Investigators』発表。探索ミステリー『The Painscreek Killings』開発元による新作

インディーゲームスタジオEQ Studiosは10月15日、『Scene Investigators』の開発を発表した。『Scene Investigators』は、日本語に対応するミステリーADVゲーム『The Painscreek Killings』の開発元であるEQ Studiosによる新作。

アメリカ・ネバダ州ラスベガスのインディーゲームスタジオEQ Studiosは10月15日、『Scene Investigatorsの開発を発表した。『Scene Investigators』は、探索型ミステリーADVゲーム『The Painscreek Killings』の開発元であるEQ Studiosによる新作。同社の公式サイト内に本作のページがオープンしており、そこには舞台設定とCOMING SOONの文字だけが掲載されている。詳細な情報については、近い内に発表となるようだ。

『Scene Investigators』は、近未来を舞台にした推理ADVゲーム。舞台となるのは、通報された事件がリコンストラクションルームという部屋に集められ、再検証できるようになった未来の世界。リコンストラクションルームには、大小さまざまな事件が集められているという。解決済みのシンプルな小事件もあれば、大きな謎に包まれ解決不能と思われている未解決事件もある。プレスリリースでは、「あなたはそれらすべてを解決できますか?」と最後に記されており、『The Painscreek Killings』同様プレイヤーは難事件へ挑むこととなりそうだ。

画像は『The Painscreek Killings』のSteamストアページより

開発元であるEQ Studiosは、2006年にアメリカ人と日本人3人によるCGアニメーション制作チームとして発足。以降主にCMなどのCGアニメーションを手掛けてきたが、2012年にCM制作と並行し自主作品を作るためゲーム制作をスタート。5年の歳月を経た2017年、、7名の制作チームによる『The Painscreek Killings』をSteamでリリースした。

画像は『The Painscreek Killings』のSteamストアページより

前作にあたる『The Painscreek Killings』は、「ペインスクリーク」というゴーストタウンを舞台にした探索重視の推理ADV。プレイヤーは新聞の一面を飾るネタを探しにきたジャーナリストとして、誰も居なくなった「ペインスクリーク」の町を探索し、「ペインスクリーク殺人事件」とでも言うべき事件の真相を追求していく。明確なヒントや目的地の表示などがなく、自力で関係者の家や病院・教会などを捜索し、日記や鍵を見つけて次のロケーションへ向かう、探索に重点を置いたシステムの作品だ。

前作は、徹底的な探索を心がける必要があり、ヒントがない為迷ってしまうこともあるが、丁寧に「ペインスクリーク」の町が描かれている印象で、ロケーションに設置された証拠品の数々が雄弁に真実を語りかけ、頭の中で真相が二転三転していく。日本語へ対応しており、セール時にはワンコイン程度の価格となっていることもあるので、『Scene Investigators』が気になる方もまずは『The Painscreek Killings』を遊んでみると良いかもしれない。

 
Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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