『The Last of Us Part II』にマルチプレイは搭載されない。ただし今後の展開については含みあり

 

『The Last of Us Part II』のリードゲームデザイナーであるEmilia Schatz氏は、USGamerとのインタビューの中で、同作にマルチプレイが導入されないことを明らかにした。同誌はその後ソニー・インタラクティブエンタテインメントにも確認をとり事実を確認。シングルプレイゲームになることが確定した形だ。

前作『The Last of Us』においてはマルチプレイモードが搭載されており、「資源争奪戦」「生き残り戦」「金庫争奪戦」といった本編の世界にあわせた3つの対戦モードが用意されていた。発売から6年以上が経過した2019年9月4日に、サービス終了を迎えている。

『The Last of Us Part II』の共同ディレクターを務めるAnthony Newman氏とKurt Margenau氏は、E3 2018にてGameSpotに対し同作にマルチプレイが搭載されることを認めていた。詳細は不明ながらも、前作におけるファイアフライかハンターかといった派閥を選んで戦うファクションモードになるるとコメント。また先日予約が始まった『The Last of Us Part II』のPSストアページでも「オンラインマルチプレイを楽しむにはPlayStation®Plusへの加入(有料)が必要です。」という文言が確認されていた。

しかしながら、『The Last of Us Part II』にはマルチプレイは搭載されないようだ。Schatz氏はこの決断について、「シングルプレイの体験を重視しており、シングルプレイゲームを作っています」とコメント。クリエイティブ・ディレクターのNeil Druckmann氏は同作が「もっとも野心的かつもっとも長いゲームになる」とコメントしており、おそらくこちらはシングルプレイを念頭に置いた発言だろう。プラスアルファともいえるマルチプレイは見送り、エリーの復讐を描く物語にすべてを注ぐようだ。

本日9月27日にはNaughty DogもTwitter上で、オンラインマルチプレイが導入されないことを認めている。スタジオ史上もっとも野心的なシングルプレイと、進化したファクションモードの開発を進めていたが、制作が進むにつれて、マルチプレイを追加モードとして巨大なシングルプレイモードと一緒にゲームに含めることが難しくなっていったという。難しい決断であったが、オンラインマルチプレイの導入は諦めたとのこと。

しかしながら同スタジオは、チームのオンラインプレイへの野心の産物は、『The Last of Us Part II』の一部としてではないが、いずれ体験できるだろうと意味深なコメントも残している。どこでどのように実現するかは決まっていないとしながら、開発チームはコミュニティと同様にファクションモードの大ファンであり、準備ができ次第シェアしたいと締めている。

『The Last of Us Part II』は、2019年2月21日に発売予定だ。