『BBTAG』「エリザベス」「ヒルダ」などVer2.0の新キャラクター5体が発表。Ver2.0のキャラクター紹介と、システムについても公開
アークシステムワークスは9月22日、『BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE』(以下、BBTAG)Ver2.0での新規参戦キャラクター5体を発表した。『BLAZBLUE CENTRALFICTION』(以下、BBCF)から「セリカ=A=マーキュリー」と「スサノオ」、『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ』(以下、P4U)から「エリザベス」、『P4U2』から「足立透」、『UNDER NIGHT IN-BIRTH』から「ヒルダ」が、『BBTAG』Ver2.0ではプレイアブルキャラクターとして登場する。
また、「【あーくなまSP】『BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE』Ver2.0 最新情報SP!」では、先行して公開されていた「アカツキ」「電光戦車」「雪泉」「ニオ・ポリタン」の4体も含めた新キャラクター9体分のキャラクター紹介や、新システムの紹介も行われた。
「アカツキ」は、基本的には蹴りと拳で戦う実直なキャラクター。『アカツキ電光戦記』のシステムから、所謂当て身「攻性防禦(コウセイボウギョ)」を持ってきており、「攻性防禦」によって攻撃を受け止めた場合、近距離だと自動で反撃を行う。届かない遠距離では反撃しないが、当身成立後にスキルでのキャンセルに対応しているので、飛び道具などに対しても使えるそうだ。スキルは「徹甲脚」と、空中でも使用可能な飛び道具「電光弾」(空中では斜めに軌道が変化)だけ。ディストーションスキルには「神風」と足を大きく振りあげてから落とす新技が実装されており、「雷槌」はヒット後に追撃も可能になっている。
「電光戦車」は、『アカツキ電光戦記』から参戦する大型キャラクター。グラフィックは全て新規で書き下ろされており、本作ではHD戦車になっている。通常攻撃にはアーマーが付いている上、A攻撃は歩きながら繰り出すこともできる。ジャンプCによる地面を揺らす攻撃はガード不能。移動は1段ジャンプと前歩きだけで、ダッシュの代わりに突進技が用意されている。また、遠距離必殺技が二つ搭載されている。
「雪泉」は、『閃乱カグラ』シリーズから登場するハイスタンダードなキャラクター。氷を高速で射出し、ヒットすると相手を凍らせる飛び道具(空中でも使用可能)。破壊力に優れる舞いと、中下段及びダッシュキャンセルによる3択の舞い、二つの連舞を持ち、当身も搭載。相手をホーミングして自動で追撃する「飛翔乱舞」によって安定してダメージが出せる。中遠距離で有効な飛び道具を持ち、近距離では舞いにより択を迫れるので、どこでも強いキャラクターになっているという。なお、雪泉の紹介時に使われていた南国の砂浜に神社が生えたようなステージは、トロビカル神社というそうだ。
「ニオ・ポリタン」は『RWBY』から参戦する、分身を使って相手を幻惑しながら戦う小さなキャラクター。中距離から転移して、空中から相手を強襲する中段や、同じ準備動作から繰り出される下段と当身。空中で下降しながら蹴りを繰り出し、A版だと地上、B版だと空中の相手の背後に出現するスキル「スリーピングイリュージョン」などを持っており、「非常にいやらしい性能」をしているという。ディストーションスキルには、「オーバーアクティブディバステーション」と、移動して相手を投げるコマンド投げも持っており、投げのあとに追撃も可能。なお、森プロデューサーによれば、アークシステムワークスのグラフィックスタッフが気合を入れて傘を描いたという。傘に注目してみると、PVでも細かな模様まで描かれており、気合の入りようが伺える。
「エリザベス」は、『P4U』から参戦する特殊なキャラクター。原作では5Bだった、カードを回転させて攻撃する技が立ちA。B攻撃がタナトスによる攻撃に。スキルには、画面端までビームを射出する「マハジオダイン」や地上を青い炎の柱が走っていく「マハラギダイン」、「マハブフダイン」。スキルゲージと体力を消費して、体力をスキルゲージに変換し、覚醒状態となってスキルを強化する「コンセントレイト」。赤ゲージを残したまま一瞬で体力を回復し、押しっぱなしで回復量が伸びる「ディアラハン」などが用意されていて、ペルソナを出した状態でそこからスキルを射出することも可能。またディストーションスキルの、タナトスが相手を掴んで棺桶に入れる投げ技「亡者の嘆き」はコンボにも使え、見てからジャンプはできないため崩しにも使えるそうだ。
「足立透」は、『P4U2』から参戦するパワフルなキャラクター。少し溜めがあるが、持続の長そうな「マハジオダイン」、離れたところからでも相手をサーチしてマガツイザナギが攻撃する「空間殺法」、足立がダメージを受けるまで攻撃力をアップする「ヒートライザ」などのスキルが実装。新技として、マガツイザナギが十文字斬りを繰り出す「禍津十文字斬り」も追加されており、この技には新しい素材が使われているそうだ。
「スサノオ」は、『BBCF』から参戦するパワータイプのキャラクター。原作では、最初は殆どの必殺技が使えない状態からスタートしていたが、『BBTAG』では武神による技の解放システムはなく、好きな時に好きな技が出せるようになっており、初っ端から本気で戦う。破壊神らしく、技がヒットすれば開幕から大ダメージが出せるそうだ。「セリカ」は、『BBCF』から参戦する回復持ちのキャラクター。赤体力がない状態だとオーラを纏い、スキルが強化されるシステムが搭載されている。攻撃を食らうとオーラが解除されてしまうが、赤体力を一瞬で回復するEXスキルがあり、相手を吹き飛ばしたあとに使うと安全に回復出来るそうだ。
「ヒルダ」は『UNI』から参戦する遠距離キャラクター。本作でも通常技による多彩な遠距離攻撃を持っており、ちょっと離れたところからでも飛び道具による中下段の崩しが狙えるという。なお「ヒルダ」は北米でも人気のあるキャラクターで、森プロデューサーがEVOの会場などで「ヒルダ」を出してほしいと北米のプレイヤーから言われたのだとか。
新システム
Ver2.0から追加される「クロスレイド」は、スマートコンボの最終段後にAボタンを押すことで、クロスゲージを全て消費してパートナーと入れ替えながら追撃を行う新システム。クロスゲージの残量関係なく、ゲージが残っていない状態でも発動可能。使用後はアクティブチェンジと同じくオーラを纏いパワーアップ状態となり、最終段には最低保障のダメージも付いている。一方で、コンボが長引くことで受け身不能時間が変わっていくため、しっかりとルートを考える必要があるという。また、実装にあわせてスマートコンボの4段目がバーストできないように変更が行われている。
同じくVer2.0で追加される「エクストラアサルト」は、「クラッシュアサルト」後にCボタンを押すと、スキルゲージを1本消費して確実にダメージが出せる新システム。通常のクラッシュアサルトもダメージが上がっており、配信内ではエクストラアサルトが6500程度なのに対し、約5000ほどのダメージが出ていた。「ディレイエントリー」は、パートナーが倒れてしまったあとに、ボタンを長押しすることで残ったもう一人のキャラクターの出現タイミングが遅らせられるようになるシステム。ディレイがかけられる時間は決まっていて、ボタンを離すとそのタイミングでキャラクターが出てくる。また、ダウン入場攻撃も当たりやすく強化されているそうだ。また、各キャラクターの体力差の見直して、キャラクターごとの体力差を見直して近づける調整や、ペルソナが割られたときのダメージも見直しが行われ、ダメージが少なくなっているという。
『BBTAG』のVer2.0は、2019年11月21日にリリースされる。今回紹介された9キャラクターや、新規のシナリオなどが入ったVer2.0コンテンツパックが、税別2700円で同日に配信予定。また、ゲーム本編に既存の追加キャラクターパックVol.1~7と、Ver2.0コンテンツパックを収録した新パッケージ「Special Edition」も、税別6800円でPlayStation 4/Nintendo Switch向けに発表されている。