Nintendo Switch版『fault – milestone one』10月3日発売決定。マナクラフトが発達した世界と少女を描く高評価ADV

Sekai Projectは9月17日、Nintendo Switch版『fault - milestone one』を10月3日に発売すると発表した。『fault - milestone one』は、インディーゲーム制作チームALICE IN DISSONANCEが手掛けたシネマチックノベルゲーム。

Sekai Projectは9月17日、Nintendo Switch版『fault – milestone one』を10月3日に発売すると発表した。『fault – milestone one』は、インディーゲーム制作チームALICE IN DISSONANCEが手掛けたシネマチックノベルゲーム。「fault」シリーズの1作目として、2013年8月に公開された作品だ。なお、予てよりアナウンスされていたPlayStation 4版については、今回の発表に含まれていない。

『fault – milestone one』は、マナクラフトという技術が発達した世界を舞台に、少女たちの旅路を描くファンタジーノベルADVだ。マナクラフト文明の中核にして、マナクラフターズ・アライアンスを創設した大国「ルゼンハイド」。ルゼンハイドは、マナストリームとマナクラフトによる恩恵を受け、60年以上も平穏な日々が守れていたが、ある日正体不明のクラフター達による襲撃を受ける。燃え盛る王城の中、ルゼンハイドの姫セルフィーネ・ルゼンハイドと付き人のリトナ・ラインヴァスタは、決死の覚悟で緊急用に用意していた開発中の長距離移動クラフトを発動し、難を逃れる。しかし、転移した先は世界の裏側。マナストリームから離れ、マナが届かない「神々に見捨てられた土地」だった―――というのが本作の序盤の流れだ。

襲撃者への対策。通信の途絶。言語の壁や、マナの薄い土地での活動。王位継承権を持つセルフィーネには、パスダウンと呼ばれる王家特有の記憶移転クラフトもあり、彼女たちには問題が山積みだ。そうした前途多難な状況を、テンポの良いテキストと、多数のイラストで表現しているのが本作『fault – milestone one』。オリジナル版がリリースされたのはすでに6年以上も前のこととなるが、2度のビジュアルアップデートが施されており、OPを含めてより綺麗なものへ生まれ変わっている。本編のプレイ時間は2時間程度。作中の用語を解説する「ENCYCLOPEDIA」と「GALLERY」機能も搭載されている。

前述のとおり、『fault – milestone one』は「fault」シリーズの1作目にあたる作品だ。Steamでは、『fault – milestone one』に加えて2作目『fault – milestone two side:above』、作中作童話『Mhakna Gramura and Fairy Bell』の3作品が配信中。また、9月24日までは、アートブックやOSTを含めたALICE IN DISSONANCEの作品がセール対象となっており、『fault – milestone one』は60%オフの592円で購入できる。お安いSteam版を買ってみるのも、Nintendo Switch版のリリースを待ってみるのもいいだろう。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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