サバイバルホラー『Daymare: 1998』Steam向けに配信開始。非公式『バイオ2』リメイクチームの完全新作がついに発売を迎える

パブリッシャーのDestructive CreationsならびにAll in! Gamesは9月17日、『Daymare: 1998』の配信を開始した。『Daymare: 1998』は、イタリアのインディースタジオInvader Studiosが開発するゾンビサバイバルゲームだ。

パブリッシャーのDestructive CreationsならびにAll in! Gamesは9月17日、『Daymare: 1998』の配信を開始した。対応プラットフォームはSteam。価格は3490円。本作は、イタリアのインディースタジオInvader Studiosが開発するゾンビサバイバルゲームだ。なお、スペシャルプロモーション価格により、9月25日までは10%オフの3141円で購入可能。

『Daymare: 1998』は、アメリカの田舎町や極秘研究施設を舞台に、手ごわいゾンビたちと戦う三人称視点のサバイバルホラーゲーム。プレイヤーはエリート兵士やヘリコプター操縦士、レンジャー隊員といった3人の主人公を操作し、突然変異によりゾンビと化した市民たちに立ち向かう。そして、悪夢のような事態を引き起こした根源を突き止めるのだ。

本作では、ゾンビへの対抗手段として近接攻撃や銃が用意されている。銃はピストルやショットガン、アサルトライフルなどが登場。これらの装備は、ストーリーで操作する主人公によって異なったものとなる。先へ進むためには銃を撃ち続けたいところだが、本作に登場するゾンビは基本的にタフであり、一発で仕留めるには頭を打ち抜かなければならない。さらに弾薬や回復アイテムなどの数は限られており、むやみに使用すると一気に枯渇した状態に追い込まれるだろう。生き残るためには、徹底したアイテム管理が求められる。ただし、プレイヤーは走ることが可能なため、ゾンビから逃げて戦闘を避けることも時に有用な判断となり得るだろう。その場合、スタミナ値には要注意だ。

脅威となるのはゾンビだけではない。マップ内に用意された数々のギミックがプレイヤーの行く手を遮ることだろう。ある場所では部屋に設置されたパソコンを用いて謎を解き、またある場所ではモバイル端末を駆使して扉をハッキングするなど、道中には謎解きギミックが複数用意されている。周辺にはヒントが隠されている場合もあるため、部屋を隅々まで観察することも重要だ。

本作は『バイオハザード2』からインスパイアされた作品であり、上述したようなシビアなゲームシステム、謎解き要素、世界観などからその影響が伺えるものとなっている。というのも、本作の開発元InvaderStudiosは、過去に『バイオハザード2』の非公式リメイクを開発していた。その後、カプコンが『バイオハザードRE2』の制作を発表。その際、InvaderStudiosにも注目が集まったのだ。以後、『バイオハザード2』非公式リメイクというコンセプトを改め、新作として『Daymare: 1998』の開発を順調に進めていた。同スタジオは制作途中に資金調達が頓挫するなど苦難に見舞われることになったものの、諦めずにプロジェクトを進行。こうした紆余曲折を経て、『Daymare: 1998』は配信を迎えたのだ(関連記事)。

『バイオハザード2』を愛するスタジオが執念で作り上げたサバイバルホラー『Daymare: 1998』。ゲームシステム面においては『バイオハザード2』の影響を感じさせるものの、四肢がバラバラになるといったこだわりのゴア表現や、90年代のホラー作品からエッセンスを取り入れた世界観、複数のキャラクターの視点から描かれる物語など、オリジナルな要素も組み込まれている。そんな本作は、新しくもどこか馴染みやすいゾンビゲームだと言えるだろう。デモ版も配信されているため、気になる方はぜひプレイしてみてはいかがだろうか。なお、2020年にはPS4/Xbox One向けに国内での発売が予定されている。

Nobuya Sato
Nobuya Sato

最近Apexにハマり始めた人。幾度となく倒されながら高ランク帯を目指す。でも疲れる時もあるよね。その時はソロ専用ゲームをちょっとプレイして寝ます。

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