『LoL』ファン垂涎の公式設定本「Realms of Runeterra」英語版が11月5日発売

『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』を開発運営するRiot Gamesは9月17日、公式設定本「Realms of Runeterra」を11月5日に発売することを発表した。ゲーム内設定に焦点を当てた書籍としては初の刊行となる。

『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』を開発運営するRiot Gamesは9月17日、公式設定本「Realms of Runeterra」を11月5日に発売することを発表した。『LoL』の公式書籍としてはコミックを除くと2冊目、ゲーム内設定に焦点を当てた書籍としては初の刊行となる。

先週公開された開発ブログ「/DEV: 2019年のストーリー展開」では「現在、ルーンテラの物語やアートはユニバース上でデジタル版として公開されていますが、物理的に手に取る方法についても模索したいと考えています」と書かれていた。この詳細については近日公開予定とされていたが、期待と予測どおりのものが発売されることとなった。

 

リローンチ後の『LoL』世界設定の集大成

「Realms of Runeterra」は、Riot Gamesが初めて刊行する『LoL』物語世界の手引書だ。発表ページによると、この本は『LoL』が舞台としている世界「ルーンテラ」に存在する11の地域をめぐり、地域間の戦争の歴史や対立関係、隠された同盟関係をも明らかにする。各地域については文化から生態系まで、美麗なアートワーク満載でさまざまな情報が掲載される。掲載されるアートワークには未公開のものも含まれており、Amazon.comの予約ページでは内容を一部見ることもできる。ハードカバー製本で256ページという大ボリュームだ。

コミュニケーションストラテジストにしてIP担当であるRiotAshekandi氏のツイートによれば「この本は地域そのものと、さまざまな地域に関するショートストーリーを特に取り上げるもので、物語設定の中ではかなり“確定した”設定です」とのことで、大きく変更が行われることのあるチャンピオンの設定などは取り上げられないようだ。L J Goulding氏もツイートで「この本は正典です」と発言しており、現時点の『LoL』の物語面を支える根底となる世界設定をふんだんに盛り込んでいることがうかがえる。

これまで複数の『LoL』ショートストーリーを執筆しているGraham McNeill氏による新作と見られる「Water & Shade to You」は、シュリーマ地域に関する物語のようだ

 

気になる日本語版刊行予定は「未定」

「Realmes of Runeterra」英語版は11月5日発売予定で、Amazonをはじめとした書籍販売プラットフォームで予約受け付け中。多国語版、日本の『LoL』ファンにとっては特に日本語版の刊行予定が気になるところだ。RiotAshekandi氏はツイートで「現時点では英語版のみを刊行予定です。将来的には他言語での出版も検討できればと思います」と語っている。発売直後に内容を知りたいのであれば、英語版を購入して読み込むしかないだろう。

電子書籍版は11.25ドルから、物理書籍版は27~38ドルでの販売となる(プラットフォームによって異なる)。Amazon.comは日本への発送も受け付けているので、物理書籍版を注文するのもいいだろう。Riot Gamesのライター陣とアーティストたちが力を合わせて『LoL』世界を表現し、「ページをめくりながら余韻に浸るあの感覚」をファンに味わってもらうべく作り上げた、大変豪華な本であるのは間違いないのだから。

Sawako Yamaguchi
Sawako Yamaguchi

雑食性のライトゲーマー。幼少の頃からテレビゲームに親しむが、プレイの腕前は下の下。一時期国内外のTRPGに親しんでいたこともあり、あらゆるゲームは人を楽しませるだけでなく、そのものが出発点となって人と人を結びつけ、新しい物語を作る力を持っていると信じている。2012年から始めた『League of Legends』について、個人ブログやTwitterにて日本語で情報発信を続けている。

記事本文: 174