ロボカスタムアクション『M.A.S.S. Builder』Steamにて早期アクセス開始。多彩なパーツを組み合わせ、自分だけのロボを作り出し操縦せよ

タイのインディーゲームスタジオVermillion Digitalは日本時間9月14日、『M.A.S.S. Builder』の早期アクセスをSteamにて開始した。『M.A.S.S. Builder』は、豊富で繊細なロボットのカスタマイズ機能を有したアクションゲーム。

タイのインディーゲームスタジオVermillion Digitalは日本時間9月14日、『M.A.S.S. Builder』の早期アクセスをSteamにて開始した。『M.A.S.S. Builder』は、豊富で繊細なロボットのカスタマイズ機能を有したアクションゲーム。価格は税込2570円。ゲームエンジンには、Unreal Engine4を採用。将来的には日本語対応予定。スペシャルプロモーションとして、9月21日までは10%オフとなっている。なお、Co-opとPvPに対応するマルチプレイヤーモードも、将来的に対応予定だ。

『M.A.S.S. Builder』は、クォークと呼ばれるエイリアンを相手に、「メカニカル・アサルト・スケルトン・スーツ」略して「M.A.S.S」と呼ばれるメカニカルスーツを操り戦うアクションゲームだ。アクションパートで出来ることは、主にジャンプ/ブースト/ミサイル/装備中の武器による攻撃の4種類。これらのアクションを駆使して、タイプの異なるクォークや大型のクォーク、ミッション中に発生するさまざまな状況に対応していく。

武器は近接攻撃用の武器の他、実弾兵器やエネルギー武器などいくつか装備でき、シチュエーションに応じて武装を切り替え戦闘が可能。ブーストを吹かせばゲージを消費して加速し、高速でフィールドを駆けることができるが、ブーストゲージはそう長い時間持たず、ハイスピードながら地に足をつけ、地上戦を主体に戦うようになっている。このあたりは、機体のスペックを向上させていくと解決されるかもしれない。

本作の特徴は、とにかく豊富な「M.A.S.S」のカスタマイズシステムだ。機体のカスタマイズは、装甲/武器/チューニングの3つに分けられている。装甲は、主に見た目と重量に影響。顔/上部頭/下部頭/首/両肩など、24項目にわかれてそれぞれの部位にパーツを設定でき、両肩で違うパーツを選択して、有り合わせ補修した感を出したりもできる。部位ごとにカラーリングを変更して、目が赤く光らせ暴走個体風にしたり、ステッカーを貼ることも可能。各パーツには重量のみが表記されていて、性能には影響しないようだ。また、素体のジョイントを弄ると、各部の長さや幅を多少調整できる。

武器では、グリップと先端を別々に設定でき、ソードの柄の部分に長い形状のものを設定して薙刀のようにしたり、メイスの先端で直接殴りかかるようなことも可能。装甲と異なり、グリップ部分を変更すればモーションが変化する場合もあったり、銃のバレルをライフルからマシンガンに切り替えれば、単発からオートに、1発の威力が下がって発射速度が向上する。カラーリングの変更などについては、装甲と同様のカスタマイズ機能が用意されている。

チューニングでは、エンジンやOSを変更し、ギアを取り付けることで機体のスペックをカスタマイズする。初期状態では変更できないが、ミッション中に敵から素材入手し、素材を使って開発を進めていくことで、より高性能なエンジンなどが手に入り、徐々に機体のスペックが上がっていく。装甲や武器のパーツについては、ミッション中に各パーツの一部を拾い、100%になるとコストを支払ってアンロック出来るようになる。

細部のデザインに拘れる一方で、ジョイントで弄れる部分は首や腰など一部の幅や長さに限られるため、重量級や奇抜なデザインの実現を目指し、形状を大きく変更することは少し難しいかもしれない。基本の人型以外に「SPIDER」「REX」といったベースフレームも予定されているので、今後解決される可能性はある。

1度はIndiegogoでの資金調達に失敗し、2019年に行ったKickstarterでのキャンペーンにて、3010人のバッカーから約11万ドルを集めてついに早期アクセス版がリリースされた本作。早期アクセスが始まったばかりだが、プレイした範囲ではそれなりに遊べそうなイメージだったので、カスタマイズ要素に拘りのある方や、新しいロボットアクションゲームを探している方は、早期アクセスに参加してみるのも良いかもしれない。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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