Cygamesは9月14日、東京ゲームショウ2019内セガゲームス・アトラスブースのステージにて、『グランブルファンタジーヴァーサス』(以下、GBVS)のプレイアブルキャラクターとして、天稟の射手「メーテラ」を発表した。発表にあわせて、『GBVS』の新PV「メーテラ参戦編」がYouTubeにて公開されており、身の丈ほどもある大きな弓から放たれる多彩な技の数々が確認できる。
メーテラは、『GBVS』に登場する初期のプレイアブルキャラクター11人のうち、9人目として登場するキャラクター。天賦の才を持つエルーン族の女性で、無限に矢を撃てる「魔導弓」を扱い、「飛翔術」によって飛行できる。神殿を見守る一族の生まれだが、退屈な毎日に飽きたことから現在は各地を渡り歩いているという人物だ。
メーテラは、弓矢を使って戦うということで、所謂シューティング枠のキャラクター。トレイラーにも登場している通り遠距離攻撃を持っており、遠距離からイニシアティブは取れるが、ダメージを取るには前に行かなくてはいけないように調整されているそうだ。飛行できる設定から特殊ジャンプを持っており、空中で1回軌道変化が可能。遠距離キャラなので守りは若干貧弱で、攻めに特化しているのだとか。
またステージでは、CyGamesの『GBVS』と『グランブルファンタジー』(以下、グラブル)のディレクターである福原哲也氏と、アークシステムワークスのリードバトルプランナー関根一利氏が登壇し、これまでプレイアブルキャラクターとして発表されている各キャラクターのコンセプトや選定基準などが語られた。初期の11キャラクターは、グラブルでお馴染みのキャラクターであることや、格闘ゲームに落とし込める設定を持っていることを基準に選定。なお関根氏は、最初に『GBVS』の話が来た時には『グラブル』をプレイしてなかったというが、現在は「超越者というか、エンドコンテンツを走っている」のだとか。
最初のプレイアブルキャラクター案にグランとジータは含まれておらず、登場しない案もあったそうだ。ジョブシステムなど他のキャラクターと明確に違うところもあり、グランを出せばジータも出さなければいけないことなど、さまざまな葛藤から最初のラインナップには含まれていなかったと福原氏から語られている。そのため、最初に作られたのはカタリナ。主人公キャラクターとして、飛び道具・対空などが揃ったキャラクターすることとなったが、後ほどグランが作られることとなり、2体の主人公キャラクターが登場することに。なお、パーシヴァルが正統派な技で正面から戦う第3の主人公枠になっているそうだ。
『GBVS』は、『グランブルファンタジー』を原作にCyGamesが企画・制作、アークシステムワークスが開発を担当する対戦格闘アクションとRPGが融合した新世代王道RPGを謳う作品。ワンボタンで撃てる一方で、クールタイムが設定されたアビリティ(必殺技)システムを搭載し、初心者にとってもキャラクターが動かしやすい「格闘格闘アクションモード」。『グランブルファンタジー』に近い装備や育成システムを搭載し、ストーリーと一緒に魔物や星晶獣とのバトルが2DアクションRPGとして楽しめる「RPGモード」の二つが用意されている。通常版の価格は税別6980円。限定版としてプレミアムBOXやキャラクターパスセットの予約販売中。プレオーダー期間中は、ダウンロード版の価格が10%オフとなっている。PS4向けに2020年2月6日に発売予定だ。