『ラクガキ王国』に登場する「博麗霊夢」とよく似た隠しボス「ハクレイのミコ」は、もともとはテスト用キャラクターだった

タイトーから2002年3月に発売されたPlayStation 2用ソフト『ラクガキ王国』には、「ハクレイのミコ」というキャラクターが登場する。『ラクガキ王国』は、プレイヤーがゲーム中で描いたラクガキを、3Dのキャラクターとして使用できるRPG。「ハクレイのミコ」は『ラクガキ王国』の本編クリア後に戦える隠しボスであり、頭にピンクのリボンをつけ、御幣を左手に持ち、紅白のおめでたい衣装を身に纏った巫女風のキャラクターだ。製作者はZUN氏。

「東方Project」には、主人公として博麗の巫女「博麗霊夢」が登場しており、『ラクガキ王国』の発売は『東方紅魔郷』が頒布された2002年8月より前のこと。「東方Project」の生みの親で、上海アリス幻樂団の神主ZUN氏が当時タイトーに勤務しており、『ラクガキ王国』の制作に携わっていたことから、「ハクレイのミコ」が「博麗霊夢」であることは判明していたが、9月13日に東京ゲームショウ2019内のステージ「TGS2019 ラクガキステージSide ”HISTORY of ラクガキ王国”」にて、実装の経緯が明かされた。

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『ラクガキ王国』の開発当時、ZUN氏はバトル班の一人であり、人型のキャラクターを作り、人型のエフェクトを出したりなど、技や見た目を試すテスト用のキャラクターを作成する必要があった。そこで、ZUN氏によって描かれたのが「ハクレイのミコ」。テスト用のキャラクターであったため、本来世に出る予定は無かったという。しかし、マスターアップ後にバトル班で「このままではゲーム駄目だよ」「ラスボスが弱い」というような話が持ち上がり、今あるデータを使って隠し要素の開発がスタート。おまけダンジョンをマスターアップ後のデータへ勝手に実装したことで、「ハクレイのミコ」がゲーム内へ登場することになったという。

この事実は、開発チームの中でバトル班以外開発者は知らず、SCE(現:ソニー・インタラクティブエンタテインメント)によるチェックで「このボスの倒し方がわからない」と報告されたことにより、周知されたそうだ。また、「ハクレイのミコ」「博麗霊夢」両者が使用する「夢想封印」についても明かされている。『ラクガキ王国』では、使える文字が決まっていて、ストーリーにある漢字の中から技っぽいものを適当に組み合わせて、技名が出来上がったとのこと。

なお、今冬配信予定のスマートフォン向けRPG『ラクガキ キングダム』には、自分で描いたキャラクターをアップロードして、誰かがダウンロードして使えるようにできる機能がある。公序良俗に反するものや著作権のあるものは基本的にアウトだが、「東方Project」のキャラクターについてはOKとなるそうだ。

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