コーエーテクモゲームスは9月12日、戦国妖怪死にゲー『仁王2』を2020年初頭に発売すると発表した。対応プラットフォームはPlayStation 4。東京ゲームショウ2019の会場では、本作のプレイアブル展示が行われており、出展にあわせた最新のトレイラーも公開されている。
『仁王2』は、コーエーテクモゲームスの社内開発スタジオ「Team NINJA」が手掛けるダーク戦国アクションRPG。『仁王』の続編にあたる作品だ。『仁王2』では、戦国舞台をしていることや、高難易度のアクションRPGであることはそのままに、続編らしくさまざまな要素が追加されている。初代『仁王』では、プレイヤーキャラクターは西洋人のウィリアムに固定されていたが、本作ではキャラクタークリエイトが追加。額や頬骨の位置など顔の輪郭を細かくスライダーで調整したり、性別も変更可能。モーションもキャラクターのイメージに合わせて調整できる上、手早くキャラクター作成を終えたいプレイヤー向けに外見テンプレートも用意されている。外見は、ゲームプレイ中にシチュエーションや気分に応じて変更することもでき、一つのセーブデータ―に複数の外見を保存しておくこともできるそうだ。
戦闘では、妖力という3本目のゲージが登場している。本作の主人公は半妖の人物だ。そのため、守護霊に魂代(たましろ)をつけた状態で、妖力を使うことで妖怪技が使用可能となっている。妖怪技は、妖怪がコンセプトとなっていることもあり、豊富な種類が用意されていて、単にHPを削るだけでなく敵の気力ゲージも削る効果があるのだとか。また、妖怪化が新たな要素として実装。半妖の主人公が妖怪そのものとなり、妖怪化中は強力な攻撃が繰り出せる。妖怪化は、守護霊のアムリタゲージがたまった状態で可能になるそうだ。武器については、前作に登場した既存の武器種が登場するほか、手斧の追加が発表されており、さらなる追加武器も今後発表されるという。
また、コーエーテクモゲームスが発売する戦国時代を舞台にしたゲームらしく、本作にも歴史上の人物が活躍する。霊石を扱う野心溢れる行商人にして、主人公の暴走を抑える不思議な力を持つ人物として、竹中直人氏が声を演じる藤吉郎が登場。最新のトレーラーでは、若き日の信長に秀吉と名を改められるシーンも収められており、物語に深く絡んできそうだ。なお前作では老いた信長が登場し、コーエーテクモゲームスのシブサワ・コウ氏が声優を務めていたが、今作に登場する若い信長の声優は、井上和彦氏に変更となっていて、登場もかなり多いそうだ。なお、前作をプレイしていると、何らかの良いことがあるとも発表されている。これを機に、前作をプレイしてみるのも良いかもしれない。