探索アクション『幻想郷萃夜祭』10月14日早期アクセス配信開始へ。ドットとエフェクトを巧みに組み合わせた美麗メトロイドヴァニア

 

弊社アクティブゲーミングの運営するパブリッシングブランドPLAYISMは9月11日、2D探索アクションゲーム『幻想郷萃夜祭』について、2019年10月14日に早期アクセス販売を開始すると発表した。『幻想郷萃夜祭』は、tea_basira氏が開発する東方Projectの二次創作作品。対応プラットフォームはSteamで、販売予定価格は税込1010円。なお、この情報は9月11日に行われたPLAYISMの発表会で公開されたものだ。

『幻想郷萃夜祭』は、東方Projectに登場する鬼「伊吹萃香」を主人公に据えたお祭り2Dアクションゲーム。「密と疎を操る程度の能力」を持ち、幼い外見ながらいつもお酒を飲んでいる彼女が、鬼らしい怪力による攻撃や、ショットやカウンターを活用して、お祭りが開かれている博麗神社や、幻想郷を巡る作品だ。

着弾地点へ向かって密度を操って放つことで、高速移動を可能にする「ワープショット」や、チャージ攻撃に「密」と「疎」の特性を合わせることができるなど、「密と疎を操る程度の能力」をゲームへとしっかり落とし込んだシステム。微細なドットで可愛らしく描かれた東方の多彩なキャラクターたち。美しい幻想郷の風景を繊細な2Dドットで生き生きと表現した背景。ドットに派手なエフェクトを組み合わせ、夜空に浮かぶ花火やマスタースパークなどを色鮮やかに大胆に映す、思わず目を奪われそうな美しいグラフィックが本作の特徴となる。tea_basira氏のTwitter上からゲームプレイや本作の美麗なグラフィックが確認できるほか、2種類のチャージを駆使することでコンボを100以上繋ぐこともできるそうだ。

7月の発表時点では夏の早期アクセス開始が予定されていたが、8月に延期が発表されていた。延期の理由については、本作を開発しているtea_basira氏のツイートでは「はじめて自分以外の人に遊んでもらった所色々粗い部分が見つかりました」と語られているが、一方でSteamのストアページではtea_basira氏の手の負傷が原因とされている。理由はどうあれ10月14日リリースの早期アクセス版では、よりより状態で遊べることを期待したい。なお、『幻想郷萃夜祭』は9月12日から9月15日の期間で開催される東京ゲームショウ2019内ホール8「8-N09」PLAYISMブースにて、試遊展示が予定されている。本作を早期アクセスよりも早く遊んでみたい方は、会場まで足を運んでみるのも良いだろう。


なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。