バッテリー強化版Nintendo Switchは8月30日に発売へ。『ゼルダの伝説 BotW』なら旧型より1.8倍長く遊べるモデル

 

任天堂は8月26日、バッテリー持続時間が長くなったモデルのNintendo Switchを8月30日に発売すると発表した。価格は税別2万9980円。旧モデルとは異なるパッケージとなっており、型番は[HAD-S-KABAA] (ネオンブルー・ネオンレッド)[HAD-S-KAAAA](グレー)となる。価格や画面の大きさといった基本スペックには変化はない。現行のバッテリーの持ちは約2.5 – 6.5時間であるが、新モデルは約4.5 – 9.0時間。バッテリーがグレードアップされているモデルだ。

Nintendo Switchでは、NVIDIA Tegra X1をカスタマイズしたCPUが採用されている。新モデルでは20nmから16nmプロセスに、メモリもLPDDR4からLPDDR4Xにアップグレードされていると見られている(iFixit)。その恩恵もあり、バッテリー持続時間が伸びていると推測される。公式発表では、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は旧モデルの稼働時間が3時間で、新モデルなら5.5時間であるとしている。単純に計算すれば、約1.8倍長く遊べるわけだ。

テック系のゲームメディアDigital Foundryは、すでに海外で発売された新モデルを使い、同作の冒頭のシーンにて、バッテリー時間を比較。旧モデルでは184分でバッテリー切れとなったところ、新モデルでは302分と64パーセント長く持続。公称のバッテリー時間とほぼ同じ結果が出た形だ(関連記事)。なおその他の部分についても、さまざまなメディアが比較しているが、決定的といえる改善点は報告されていない。任天堂の述べるとおり、シンプルにバッテリーの持続時間を長くしたモデルだと言えそうだ。

なお同日となる8月30日には、プラチナゲームズが手がけるアクションゲーム『アストラルチェイン』が発売されるほか、Nintendo Switch Liteの予約受付が開始される。Nintendo Switch Liteの『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』公称稼働時間は4時間。数字で考えると新モデルのNintendo Switchが、もっともバッテリー持ちが良い。Nintendo Switch Liteは、携帯モード特化により重さや方向ボタンの十字ボタン化、価格の引き下げなどさまざまな特徴を併せ持つ。自分のニーズにあわせてNintendo Switchを選ぶといいだろう。