米任天堂の“マリオのバカンス宣言”が、『スーパーマリオサンシャイン』新展開を彷彿とさせSNSが沸き立つ

 

米任天堂は8月23日、Twitterにてマリオのイラストをともなう画像を投稿した。「マリオにもちょっとした夏休みは必要です!旅(オデッセイ)があなたをどこへ連れて行こうとも、サンシャインで満たされていますように!」というメッセージが添えられた画像は、『スーパーマリオ オデッセイ』に近いデザインのマリオ。シャツをきて涼しげにスイカを食べている。

この示唆に富んだ投稿は、SNS上でたちまち話題となり注目を集めた。なにせ「オデッセイ」と「サンシャイン」というシリーズ作品の単語を明確に使っているのだ。特に夏とバカンスという投稿テーマにも紐付いている『スーパーマリオサンシャイン』新展開に対する期待が高まっている。『スーパーマリオサンシャイン』は2002年にニンテンドーゲームキューブ向けに発売された作品。水を用いたポンプにまつわるアクションが導入されており、『スーパーマリオ64』とはプレイフィールは異なるが、当時としては美麗で涼し気なビジュアル、細部にまでこだわられたステージごとの作り込みなど、シリーズ本編にふさわしい完成度に仕上げられている。同作はその後別プラットフォームに移植されておらず、今遊ぶにはニンテンドーゲームキューブ本体を引っ張り出す必要がある。

https://twitter.com/Rafuki21/status/1164579669171167232

Twitter上では、『スーパーマリオサンシャイン』のリマスターを期待する声や、『スーパーマリオ オデッセイ』のリゾートDLCを求める声など、示唆的な投稿に狂喜するユーザーによるハイテンションなリプライが寄せられている。やたら作り込まれたスイカに突っ込んだり、スイカのタネをキノピオの目にはめこんだりとやりたい放題。またリプライ欄では、gamescom 2019の放送にてリゾートアイテムがあったという指摘で推測の補強を図るユーザーも。

https://twitter.com/SSY11296974/status/1164625443686887424

海外任天堂のTwitterアカウントは、国内任天堂Twitterアカウントとは明確に運用ポリシーが異なっている。告知内容を選別している国内アカウントとは違い、海外アカウントはゲーム発売のカウントダウンや小ネタ、ジョークなど、一日において多岐にわたる種類と数の投稿をおこなう。それゆえに、大なり小なり示唆的な投稿をする時もある。突如たぬきちに確定申告を呼びかけさせる投稿をした際にも、新作の示唆が期待されていた(関連記事)。結果的には、この投稿は新作とは関係していなかった。

「オデッセイ」と「サンシャイン」という気になる単語があるにせよ、任天堂は極めて慎重に情報公開をしていくことを考えると、今回の投稿はたんなる担当者のジョークである可能性は高そうだ。しかしながら、E3にてNintendo Directを実施して以来、同放送はご無沙汰。今回の投稿とは別に、そろそろ新作情報を公開される機会が設けられるかもしれない。