「ワリオには乳首がない」はデマ。マリオとエッグマンと同様に、色素が薄いながらワリオにも乳首が存在する
セガゲームスは8月21日、『マリオ&ソニック AT 東京2020オリンピック™』を11月1日に発売すると発表し、新トレイラーを公開した。同映像では1964年の東京五輪を体験できる2Dモードの収録が明かされており、改めてコンテンツの多彩さが強調された販促PVとなっていた。しかし一部ユーザーは、オンライン要素の紹介に際して描写された“ワリオの乳首”が気になっていたようだ。その様子をGamesRadarが報じている。
問題のシーンは映像の2分27秒部分。水泳競技を終えたと思われるワリオとエッグマン、そしてシルバーが表彰台にあがっている。彼らは衣服を着用していない。気になるのは彼らの胸部だ。エッグマンの胸部には桃色の健康的な乳首が存在するのに対し、お腹が出たワリオの胸部には乳首は見当たらないように見える。ご存知の方も多いかと思われるが、マリオに乳首が存在することが『スーパーマリオ オデッセイ』を通じて明かされている。
マリオとエッグマンにかわいらしい乳頭が存在することに対し、ワリオには乳首が存在しない。そんな設定のばらつきが注目され、アメリカのTwitterでは話題のトピックとなり公式のモーメントにもまとめられている。ワリオの乳首はもともとないのか?どこへいってしまったのか?なぜ同じ悪役のエッグマンにあるものがワリオにはないのか?そんな疑問が任天堂やセガにぶつけられていたのである。
Where are Wario's nipples @NintendoAmerica
The world demands answers#MarioSonic2020 #MarioandSonic pic.twitter.com/IRPV9kR1gb
— SmallWorldofBigAl (@BigAl2k6) August 21, 2019
https://twitter.com/peachythiccgal/status/1164419354596954112
『マリオ&ソニック AT 東京2020オリンピック™』は、マリオとソニックが多彩な衣装をまとい競技するということで、公式設定に新たな可能性を生み出す作品としても注目されている。たとえばサーフィンをおこなう際には、マリオは裸足になっていたことに対し、ソニックは靴を履いたままであり、この差異もまた話題となっていた(関連記事)。
しかしながら、今回の件においては、そもそも「ワリオには乳首がない」という認識が誤りなのだ。2分28秒部分で映像を一時停止し、よく拡大してみよう。ワリオの身体はだらしなくあまり積極的に見たいものではないが、拡大してみるとうっすら乳首らしきものが確認できる。画面に顔を寄せて凝視してみれば、やや濃い目の肌色の、かわいらしい豆粒ふたつがきっと発見できるだろう。
結論からいえば、ワリオには乳首は存在する。ただ、ほかのキャラクターより色素が薄いだけなのだ。人間それぞれ乳首の色が異なるのと同様に、マリオ/ソニックシリーズキャラクターの乳首の色はそれぞれ異なるはず。ある意味では、この色素の薄さはキャラクターに身体面でも個性を与えていることを証明している。それほどディテールにこだわられているのだ。彼らの色素の違いを認めるべきだろう。
一方で、ワリオのようなキャラがいるということは、乳首の色素が濃いキャラクターが存在するかもしれない。『マリオ&ソニック AT 東京2020オリンピック™』で乳首を出しそうな他キャラとしては、マリオとルイージの肢体がまだ露わにされていない。マリオはすでに前述したように本編にて乳頭を露出しているが、ルイージについてはまだ乳首の有無自体も判明していない。はたしてルイージの乳首の色素は濃い目なのか。2か月後の発売が迫るオリンピックゲームについては、特に水泳競技に対する注目が集まっていきそうだ。