同人サークルrack pinionが、8月9日から8月12日の4日間にかけて開催中の「コミックマーケット96」4日目ヌ-35bにて、闇を発生させて白と黒を入れ替えながら進んでいく2Dパズルアクション『Cont Last』を頒布予定だ。会場での価格は500円。イベント後は、物理媒体での委託のほかに、DL版の販売も予定されている。
夏コミ4日目に新作ゲーム「Cont Last」を頒布します。白と黒をうまく使うちょっとパズル要素のあるアクションげーむです! pic.twitter.com/eGC8hVqjgh
— サライズ_例大祭E-09-b (@sarise_lumia) August 8, 2019
『Cont Last』は、東方Projectの登場人物の一人にして、闇を操る程度の能力を持つ宵闇の妖怪「ルーミア」を主役に据えた東方二次創作作品だ。ルーミアは、本作においても闇を操る程度の能力を駆使してステージを進んでいく。トレイラーでは、黒の足場と灰色のオブジェクトに加えて、点線で描かれた何かが表示されており、闇を操ることで足場が現れる。光のあるところに影が生まれるように、闇を生じさせることで空間に同化していた白い足場が具現化するのだろう。闇を発生させている最中は、白の足場に乗れるようになる代わりに、黒の足場が消えてしまうので、2つの足場を見極めながら能力を切り替えつつ、2段ジャンプも活用してステージクリアを目指していく。
夏コミ4日目に新作ゲーム「Cont Last」を頒布します。白と黒をうまく使うちょっとパズル要素のあるアクションげーむです!
動画→https://t.co/bI7k68I7lz pic.twitter.com/2eKaVIBUm0— fjsmu (@fjsmu) August 9, 2019
また、能力を行使し、闇を展開している間は左下のゲージが減っていく。ゲージがなくなると、白い足場がなくなってしまうので、ステージによっては素早く進んでいく必要がある。白と黒のギミック以外にも、落ちていく足場や天井に押しつぶされそうなシーンもトレーラーには映されているので、アクションゲームとして十分なやりがいがありそうだ。なお東方Projectとは、同人サークル上海アリス幻樂団のZUN氏が展開している弾幕シューティングゲームなどの創作物を指す。長い歴史を持ちながら、現在でも新作の発表や、二次創作作品などが活発に作られており、本作もそんな二次創作作品の一つというわけだ。
rack pinionは、プログラム/動画/イラストを担当し、ルーミアが好きだというsaraise氏と、音楽/イラスト/たまにプログラムも担うというfjsmu氏、デザインとイラストを手掛ける塩化ばりぅむ氏の3名による同人サークル。過去には、魂魄妖夢を主役に据えたアクションゲーム『弾けぬものなどあんまりない』や、『勇者のくせになまいきだ。』シリーズのパロディー作品『霊夢のくせになまいきだ。』などのゲームを公開している。これらの作品は同人系ショップで委託販売されているので、『Cont Last』でrack pinionを知った方は、過去の作品をチェックしてみるのもいいかもしれない。