『ストリートファイターV AE』 エドモンド本田・ルシア・ポイズンの追加をリークしてしまったValveがファンに謝罪

カプコンは本日8月5日、対戦格闘ゲーム『ストリートファイターV アーケードエディション』の追加キャラクター「エドモンド本田」「ルシア」「ポイズン」を、PlayStation 4/PC(Steam)の各プラットフォームにて配信開始した。ルシア・ポイズン・ララ向けのコスチューム「2019水着パック」なども配信されたほか、エドモンド本田の銭湯ステージもアップデートにて追加されている(関連記事)。

これらの追加キャラクターは8月1日に発表されたものだが、実はその直前にSteamのストアページを通じてリークしてしまうという事態に見舞われていた。そしてSteamを運営するValveは8月3日、本作のファンに謝罪するコメントを発表している。

ことの経緯を振り返ると8月1日の早朝、上の発表トレイラーが本作のSteamストアページに突如アップされる。しかし、この時点ではカプコンから正式な発表はまだおこなわれていなかった。それもそのはず、『ストリートファイター』シリーズの統括プロデューサー小野義徳氏によると、世界最大級の格闘ゲームイベント「EVO 2019」での、『ストリートファイターV アーケードエディション』のトーナメント決勝の後に発表する予定だったためだ。決勝は本日おこなわれたため、発表して即日配信開始というサプライズを狙っていたのだろう。しかし、3体の新キャラクターとその追加コスチューム、配信日という、今回の発表のほぼすべての情報が事前に漏れる形となってしまった。

これに気づいた小野氏は、「正式発表をおこなうため待ってほしい。少し時間をください」とTwitter上でファンに呼びかけた。そしてリークから数時間後に、急遽正式発表がおこなわれる運びとなった。カプコンのeSports担当ディレクターのMichael Martin氏は、EVOに向けてスタッフが懸命に取り組んできた発表だったため、リークには非常にがっかりしたとコメント。また小野氏も、想定外の事態に動揺したことや、寿命が縮まった思いであることを率直に述べており、これに対して多くのファンから温かい言葉が寄せられることとなった。

*親交の深い『鉄拳』プロジェクトディレクター原田勝弘氏から「泣かないで。リークなんて無かったよ!」と慰められる小野氏。

Valveは8月3日、本作のSteam掲示板にてファンに対する声明を発表した。それによると、Valve社内でのパブリッシングプロセスに混乱が生じたことで、今回の発表トレイラーが本来の予定よりも前にストアに掲載されてしまったのだという。同社は、これは意図的なものではなく遺憾であるとし、同じミスを繰り返さないための対策をすでにおこなったとのこと。そして、同じ『ストリートファイター』シリーズのファンとして、今回のミスについて謝罪している。

ゲーム業界ではさまざまな形でたびたびリークが発生している。前出の原田氏によると、近年はマーケティング・PRが大規模かつ複雑化しているため、情報解禁日時の伝達ミスやコミュニケーションミスによってリークすることが多いという。また、あえてフェイクの情報を渡してリークするルートを見つけ出すなど、社内での対策も講じているそうだ。

*小野氏は、EVOでの発表は失われてしまったものの、素晴らしいファンがいることを再確認できたとコメント。

ただ、今回のように信頼するストア側のミスでリークしてしまうのは、メーカーとしては如何ともしがたいところだろう。各プラットフォームや小売店のストアでは、発表に合わせてすぐに公開できるよう、トレイラーやスクリーンショットなどがメーカーからあらかじめ渡されているため、ここから未発表情報がリークすることはこれまでにも何度もあった。

一方で、今回のようにストア側がリークについて公に謝罪した例はあまり見ない。EVOのステージでは何らかの発表がおこなわれることが恒例となっており、その作品のすべてのファンが期待している。そうした、『ストリートファイターV アーケードエディション』への注目やファンの盛り上がりが一際高まっている最中に発生したリークであったため、Valveとしてはファンに向けた対応が必要だと感じたのかもしれない。

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