Nintendo Switch『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』体験版配信が発表。「仲間が恥ずかしがる呪い」などの新要素も

「ドラゴンクエスト夏祭り2019」よりキャプチャー

スクウェア・エニックスは8月3日、東京にあるTFTホールで開催されたイベント「ドラゴンクエスト夏祭り2019」にて、Nintendo Switch向けRPG『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』の体験版配信を発表した。体験版では、Nintendo Switch版でのプレイフィールや、ボイスを確認できるという。配信日時は現時点では未定だが、近日発表予定。体験版の冒険の書は、製品版『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』に引き継ぎ可能で、引き継ぐとスキルのタネが特典としてもらえるそうだ。この特典は、体験版のマスターアップ前日に、なにか特典を挙げられないかということで、急遽用意されたものなのだとか。

各画像は「ドラゴンクエスト夏祭り2019」よりキャプチャー

体験版以外にも『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』に関する新情報が発表されている。同作では、3DS版同様過去の『ドラゴンクエスト』シリーズ世界を冒険できることが発表されていたが、3DS版では3Dで描写されていた『ドラゴンクエストX』のマップが、Nintendo Switch版では新たに用意された2Dドットになっている。もし『ドラゴンクエストX』がファミリーコンピューターや、スーパーファミコン用のソフトとして開発されていたらという想定で、『ドラゴンクエストX』のマップが8bitのBGMと共に表現されているそうだ。

また、過去のシリーズ作品においては、新しいハードで発売される際に仲間キャラクターが増えることがあった。『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』においては、公式に行われた追加で仲間にしたいキャラクターは誰でしょうというアンケートで、ホメロスが1位になっていたが、新たな仲間キャラクターとはならないことが発表された。Nintendo Switch版の追加要素として、仲間キャラクターを増やすことも検討されたそうだが、誰かを追加するとなぜそのキャラクターなのかが目立つことや、ホメロスを追加するとストーリーの展開を崩してしまうことが、キャラクターの追加は行われない理由として語られている。仲間キャラクターが増えない代わりに、既存の仲間たちによる新しいストーリーが『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』には用意されているそうだ。

ほかに、Nintendo Switch版では、海外版で追加されていた内容に更に追加する形でしばりプレイが強化されている。楽な戦いでは経験値が入らないようにしたり、すべての敵を強化することによって戦闘を激化したり、町の人にウソをつかれる呪いが実装。また、超はずかしい呪いとして、主人公以外の他のキャラクターもはずかしい呪いにかかるようになっていて、カミュが勝利のポーズをダサいといわれたことを思い出したり、セーニャが敵にときめいて恥ずかしがったりするそうだ。