ヒーローアクションゲーム『UNDEFEATED』Steamにて無料配信開始。元学生3人が作った、スーパーマンになる作品
UNDEFEATED Gamesは8月3日、Steamにて『UNDEFEATED』を無料公開した。『UNDEFEATED』は、元バンタンゲームアカデミー大阪校の学生3人が、Unreal Engine 4を使って在学当時に作ったゲーム。3月にSteamでの配信に向けて準備が始められたが、4月に手続きに時間がかかっていることが明かされ、本日8月3日にようやく配信されたことになる。
平成最後の日なので宣伝します!
学生時代に3人チームで作ったゲーム「UNDEFEATED」が現在Steam配信するための準備中です!
配信日はまだ未定ですが、無料の予定なので配信されたら是非遊んでみてください!#UNDEFEATED pic.twitter.com/DeervTk5XS— ユーマ (@UMA_Hero_16) April 30, 2019
『UNDEFEATED』は、スーパーヒーローとなって、街を災厄から救うアクションゲームだ。プレイヤーが操るのは、真っ黒なシャツとジーンズを身にまとい、サングラスを付けた逞しい体格の男性。彼は目からビームを撃ったり、体内から鉄の爪を出したりはしないが、スーパーパワーを持っており、目にも留まらぬ速度で地上を走り、空を飛ぶことが出来る。勝手に周囲の敵を攻撃してくれる近距離攻撃と、黒い衝撃波を飛ばす遠距離攻撃も持っている。
舞台となるのは、Unreal Engineのロゴやヒーローの広告が目立つ街。この街では、ヒーロー物の宿命か悪のヒーローや戦闘員らしき集団が暴れたりと、何かとアクシデントが尽きない。数十秒おきに火事が発生したり、瓦礫がどこからともなく落下して人が下敷きになるので、一般人を救出してヒーローの務めを果たそう。
そうした事件への対応以外に、街中には空に浮かぶ輪っかを次々に潜っていくミッションや、制限時間内にターゲットを全て破壊するミッションが実装されている。そうしたミッションを達成したり、人命救助などヒーローらしい行動をすると、ヒーローランクが上昇して、必殺技が解禁されたりスーパーパワーが強化されていく。逆に車に向かって遠距離攻撃を放ったり、破壊活動に勤しむとランクが下がってしまうので、ヒーローは意外と評判を気にしているのかもしれない。
『UNDEFEATED』でプロジェクトリーダーを担当したユーマ氏のツイートによれば、本作は『inFAMOUS』シリーズに加えて、『Prototype』シリーズや『Saints Row IV』、映像作品では「ハンコック」やマーベル作品などの影響を受けて開発されているという。また、本作では建物を破壊することはできないが、開発段階では建物破壊も実装案として上がっていたものの、システム面での負荷と卒業までの制作時間の関係で実装されなかったそうだ。ユーマ氏が制作する未来のゲームに期待してほしいとのことなので、彼らの今後の活躍に注目しておこう。