PUBG Corp.は7月24日、『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』(以下、PUBG)シーズン4アップデートの配信を開始した。「Erangel」マップのリメイク、銃器・車両・電磁パルスの調整、消費アイテムの仕様変更(歩行中でも使用可)などが適用される大型アップデートだ。車両の自動走行やカーオーディオといった新機能も実装された。日本語パッチノートはこちら。
新しい「サバイバーパス 4:Aftermath」は、12週間のシーズン中(10月16日までを予定)にデイリー/ウィークリーミッションなどをこなすことで、武器や車両のスキンやゲーム内通貨(BP)など合計100以上の報酬がアンロック可能なシーズンパス。今シーズンでは、全プレイヤーが力を合わせてミッションを達成する共同ミッションが新たに追加されている。プレミアム報酬を入手できる有料パスは990円で販売中だ。なおシーズン4が始まったSteam版『PUBG』は7月30日まで50%オフの1650円で販売されている。
またPUBG Corp.は上の動画にて、同作におけるシーズン制度の今後の展望についても触れている。シーズンごとのテーマに基づいた新しいコンテンツや新機能、ミッションなどが追加されていく。シーズン4では、「Aftermath」というサバイバーパスの名称どおり、Erangel島を荒廃させた戦火の余波を目撃することになる。今シーズンの目玉であるErangel島リメイクでは、バトルロイヤルが繰り広げられるようになったErangel島の歴史が垣間見れる変更点も含まれているという。
なお同ジャンルの作品である『フォートナイト バトルロイヤル』では、ほぼ週間ペースのアップデートが続けられている。この驚異のスピード感に追従することは、大成功をおさめた『PUBG』の開発チームであっても難しい。PUBG Corp.のスタジオディレクターであるBrian Corrigan氏はPCGamesNのインタビューにて、2018年後期に週次アップデートを試してみたが、開発が間に合わないため断念したと答えている。2019年に入ってからは、小さめのアップデートを月次ペース、今回のErangelリメイクのような大型アップデートをシーズンごとに配信する方針となった。
なおシーズン4の開幕に先駆けて公開されたシネマティックトレイラーでは、Erangel島にてバトルロイヤルが実施されるようになった背景の一部が明かされている。こうした『PUBG』のバックストーリーは、今回のErangel島リメイクにも影響を及ぼしているという。Corrigan氏によると、今後もさらなる物語要素の導入が計画されているとのこと。PUBG Corp.は今年6月、『PUBG』と世界観を共有する、ストーリー性のある新規タイトルを開発すると発表していた(関連記事)。今後は新武器や新マップといったゲームプレイに関わるコンテンツだけでなく、『PUBG』ユニバースの物語も広がりを見せていくのだろう。