ローグライクなアクションシューティング『ReversEstory』iOS/Android向けに無料配信開始。「Google Play Indie Games Festival」トップ20選出作品

個人開発者のilili_barcode氏は6月15日、アクションシューティングゲーム『ReversEstory』を配信開始した。『ReversEstory』は、ローグライク要素を持つ2Dアクションシューティングゲームだ。

個人開発者のilili_barcode氏は6月15日、スマートフォン向けに考えられた操作が特徴的なアクションシューティングゲーム『ReversEstory』を配信開始した。対応プラットフォームはiOS/Android。ゲームプレイは無料だが、特定のアイテム所有時に広告を見ることで復活できたり、ゲーム内通貨の代わりに課金によって要素をアンロック可能となっている。なお、本作は6月29日にファイナルイベントが開催される「Google Play Indie Games Festival」トップ20に選出された作品の一つだ。

https://twitter.com/ilili_barcode/status/1139556744340754432

『ReversEstory』は、ローグライク要素を持つ2Dアクションシューティングゲームだ。舞台となるのは、黒を基調に表現された謎の遺跡。プレイヤーが操るのは、ドットで描かれたネコミミ少女ナナ。ナナは、フリック操作によって移動、タップで手に持った矢を射掛け、長押しによってチャージショットを放つ。直感的に操作できるよう考えられており、これらのアクションを駆使してステージごとに出現する敵を蹂躙。ライフを守って弾を交わしながら、決まった階層に現れるボスを撃破して、遺跡を攻略していく。

ステージクリア時には、ランダムに能力が決定された装備がドロップする。装備は、名称によって低速だが敵を追尾するものや、散弾が放たれたりなど通常攻撃が変化する弓。同じように名称によってチャージショットが変わるチャージ魔法。攻撃が一度だけ敵を貫通するようになったり、条件を満たしている時にクリティカルが発生するなど、特殊な効果を持ったアミュレットの3種類がある。装備枠もこの3種に対応する形となっているので、ドロップした装備と能力を見極めながらその場で取捨選択を行い、ビルドを思考しつつ奥へと進んでいく。ちょっとしたハクスラ要素もあるわけだ。

遺跡はプレイする度ランダムに構造が変化するが、ステージ移動時に提示される2枚のタロットから、ある程度次のステージの特徴が選択可能。敵が増える代わりにドロップが増加するタロットから、ただ敵が減るタロットまでさまざまな物が提示されるので、状況に合わせて稼ぐのか、安全に行くのか考えて選べるようになっている。

ゲームオーバーになった後は、プレイの内容に応じたゲーム内通貨が手に入る。手に入ったゲーム内通貨をスタート地点にある二つの祠に支払うと、体力の祠では体力増強、鍛錬の祠では遭遇したことのあるボスとの戦闘が可能に。キャラクターの強化や練習を通してボスのパターンを学ぶことで、プレイヤーが少しずつ先へ進めるように配慮されている。また、これらの要素は課金でもアンロック可能だ。パーマデスにマップおよび装備の自動生成。これらの要素を指して、ローグライクが謳われているのだろう。

『ReversEstory』を開発しているilili_barcode氏は、過去にもPC向けの無料アクションパズルゲーム『猫と魔法のブロック』や、一撃でどれだけの弾を切り捨てられるのか競う『サウザンドスラッシュ』などのゲームを公開してきた人物。『ReversEstory』においては、アーケードライクなゲームらしいゲームを目指して開発を行ったといい、スマートフォン向けに考えられた操作を採用しつつも、プレイヤーの経験と思考によって攻略していくゲームに仕上がっている。タップやフリックによる操作感に最初は戸惑う部分もあるかもしれないが、基本プレイは無料なので、まずは遊んでみてはどうだろう。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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