本家『Auto Chess』Epic Games ストアでのリリースを発表。Epic Gamesと提携し、PC版『Auto Chess』の立ち上げに向けて準備中
Drodo Studioは6月11日、『Auto Chess』のPC版をEpic Games ストアにてリリースすると発表した。公式Twitterによれば、Drodo StudioはPC版『Auto Chess』の立ち上げに向けて準備を進めている最中で、Epic Gamesと戦略的提携を結んでいるという。また、今後『Auto Chess』はオフィシャルウェブサイトとEpic Games ストアの双方で利用できるようになり、将来的には制限なしに複数のデバイスで遊べるようになるそうだ。発表と同時にPC版『Auto Chess』の予約が公式サイトにてスタートしている。なお、この発表は北米最大のゲームショー「E3」内でPC Gamerが開催した「The PC Gaming Show at E3 2019」内で公開されたものだ。
You might have heard the news on E3 that we are preparing for the launch of PC Auto Chess and have confirmed strategic partnership with Epic game. Auto Chess will be available both on our official website and Epic Games Store. https://t.co/d05ZVe15u1
— Auto Chess (@AutoChess2019) June 10, 2019
『Auto Chess』は、元はValveのMOBA『Dota 2』のMODとして登場した新しいジャンルの対戦ゲーム。8人のプレイヤーがゲームに参加して、自動的に戦闘する駒を盤面に配置。プレイヤーレベルや駒のランク、駒の個性やシナジーなどを考慮しつつ、最後の一人になるまでラウンドを繰り返すバトルロワイヤルだ。現在の対応プラットフォームは、『Dota 2』のMod版に加えてiOS/Android。革新的かつ優れたゲームデザインから、すでにゲーム性を参考にしたタイトルがいくつかリリースされているほどに国内外で人気を集めている。
先月5月21日には、ValveがDrodo Studioが開発しているスタンドアローン版とは別に、個別のスタンドアローン版開発を発表し、両者が直接協力こそ出来ないものの互いにサポートしあうと発表していた。また、Drodo StudioがMod版のサポートを引き続き行う旨も発表されていたが、ライバルプラットフォームともいえるEpic Games ストアでリリースされることが明らかになった今では、その意味合いが変わってくるのではないだろうか。
公開されたトレイラーやスクリーンショットを見る限り、今回発表されたPC版のデザインは先行してリリースされているiOS/Android版と同じものが採用されると推察される。なお、『Auto Chess』にはUnreal Engine 4がゲームエンジンとして採用されているそうだ。