Steamにて、色を変えて自機を防衛するシューティングゲーム『Polygoneer』が無料配布中だ。無料配布期間は、6月20日2時まで。期間中に「アカウントに追加」をしておくと、ライブラリに追加され、いつでも遊べるようになる。無料配布により入手した場合には、いくらプレイしてもトレーディングカードはドロップされないので注意。なお、本作は日本語に対応していないが、ゲームプレイにおいてテキストは重要ではないため、英語でも問題なくプレイ可能だ。
『Polygoneer』は、迫りくる3色の敵に対し、こちらも対応する色で応戦するアーケードライクなシューティングゲーム。プレイヤーが操作するのは、画面中央に鎮座する砲台。砲台は360度回転させることが可能で、全方位から襲いかかってくる赤・青・緑の敵を撃ち落としていく。敵を撃破するには、信号機カラーの敵と同じ色のショットを使う必要があり、色に対応した弾を打ち出すボタンがそれぞれ設定されている。敵と同じ色でなければ、攻撃が通用しないので、ハムラビ法典の如く赤い敵には赤い弾を。青い敵には青い弾をシュートし、何秒間生き残れるか競うのが本作のゲームプレイとなる。逆に、敵が弾幕を掻い潜り、砲台まで辿り着いてしまえばゲームオーバーだ。
非常にシンプルなゲームシステムだが、これが意外と熱い。『Polygoneer』は、各ステージを30秒間生存することで次の難易度がアンロックされる方式が採用されており、特に最初のステージは敵が1色で、自機へ向かってくる敵を撃ち落としていればいいだけなので、単調になりやすい。しかし、ゲームプレイを重ね難易度が上がってくると、敵に色を合わせつつ、敵を撃破していくのが次第に困難になってくる。1色だった色が2色に。緩やかだった色の変化の頻度が高くなり、敵が3色で自在に襲ってくるようになってからが『Polygoneer』の本領。本質的にやっていることは同じ筈なのだが、ショットの色を意識して次から次に3色の敵を倒し続けるのは忙しく、いい感じに脳を回転させてくれる。シンプルでアーケードライクなゲームが好きな方にはオススメできる作品だ。
『Polygoneer』を開発したNukGamesは、『Bighead Runner』『Razortron 2000』など、合計10タイトルをSteam上に公開している。価格は何れも100円。本作同様シンプルなゲーム性になると想像されるが、『Polygoneer』を気に入った方はそれらをチェックしてみるのもいいかもしれない。