PC18禁版『Fate/stay night+hollow ataraxia 復刻版』が6月28日発売。期間限定生産として、伝承の一端が蘇る

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TYPE-MOONは5月30日、『Fate/stay night+hollow ataraxia 復刻版』の発売を発表した。発売日は2019年6月28日。価格は9500円で、対象プラットフォームはWindowsPC。対応OSは日本語版 Windows 7 / 8 / 8.1 / 10。『Fate/stay night+hollow ataraxia 復刻版』は、期間限定商品として2014年1月30日に、発売されていた『Fate/stay night+hollow ataraxia セット』の復刻版。PC版『Fate/stay night』及びPC版『Fate/hollow atarxia』を収録し、Fate10周年を記念して2003年から2012年に描かれた関連イラストを収録したアートブック「Fate/Art Chronicle」と、『Fate/stay night』初回版に特典として付属されていた設定資料集「Fate/side material」復刻版がセットになっている。

2014年版からの変更点は、メディアをDVDからダウンロードカードへ変更し、DMMアカウントが必要になることと、最新OSへの対応となるようだ。ゲーム内容に変更はなく、PC原作版ということで、18歳未満は購入できない点には注意してほしい。また、今回も期間限定生産となる。

『Fate/stay night』は、2004年にTYPE-MOONが発売した、奈須きのこが描く伝奇活劇ヴィジュアルノベル。正義の味方を志す主人公・衛宮士郎が、聖杯を巡る諍いに巻き込まれ、戦いの渦中で己の在り方を問われる物語だ。伝承や歴史で語られる英雄たちが「サーヴァント」として登場し、生前持っていた武術や魔術、「宝具」と呼ばれる伝説上の絶技を駆使して戦いを繰り広げる。また、優等生で魔術師の少女「遠坂凛」や、気難しいが士郎のことを認めている「間桐慎二」など、舞台となる冬木市を生きる人々を魅力的に、生き生きと描き出している傑作だ。

また、『Fate/hollow atarxia』はそんな『Fate/stay night』の後日談にしてファンディスク。本編から半年後のもしもの4日間を舞台に、新たな魔術師とサーヴァントも登場し、サーヴァントや冬木市に生きる人々のコミカルで楽しげな日常、そして本編同様にプレイヤーを熱くさせる新たな事件が描かれている。ゲーム本編以外にこいこいやおみくじなどのミニゲームも収録。本編を遊んだ後、もっと彼らの活躍を見たいというファンの心理に応えるような作品だ。

なお、公式サイトには「これまで両作品をプレイしていない方に、この機会にFateシリーズの原点となる作品をお楽しみいただけましたら幸いです。」とあり、『Fate/Grand Order』など後発の「Fateシリーズ」作品から入ったプレイヤーが対象となっているようだ。2014年版『Fate/stay night+hollow ataraxia セット』は現在でもAmazonなどで取扱があるものの、記事執筆時点での価格は新品が77700円、中古でも37939円と大幅なプレミアが載せられているため、この事が今回の復刻版発売に繋がったのだと考えられる。復刻とはいえ、今回の久々のPC版発売を機に、『月姫R』や『魔法使いの夜』の続編などにも期待したいところだ。

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