人工島・銃撃RPG『Orangeblood』発表。かわいらしいドット絵で、ギラつく太陽とお金と銃弾に溺れる少女たちのドープな活躍描く

パブリッシャーPLAYISMは29日、Grayfax Softwareが手がけるRPG『Orangeblood』を正式発表した。『Orangeblood』は、異なる歴史を歩んだ20世紀末を舞台に、少女たちが銃撃戦を繰り広げるRPGだ。

弊社アクティブゲーミングメディアの運営するパブリッシャーPLAYISMは29日、Grayfax Softwareが手がけるRPG『Orangeblood』を正式発表した。「RPGツクールMV」を使用して制作されており、SteamとPLAYISMストアでの販売が予定されている。本作は、6月1日から2日間京都で開催されるBitSummit 7 Spiritsにて、PLAYISMブースに出展予定の作品だ。

『Orangeblood』は、異なる歴史を歩んだ20世紀末を舞台に、少女たちが銃撃戦を繰り広げるRPGだ。沖縄近海に浮かぶ架空の人工島「ニュー・コザ」で、照りつける日差しと錆びた鉄の匂い、ドープなサウンドをバックに、凶悪なギャングや殺人ロボットを相手に戦うという。

メインキャラクターとなるのは、ピンク髪のポニーテールが印象的なVanilla、太眉に青い髪のYazawa、恐ろしく見覚えのある眼鏡の少女Machiko、眼帯をした緑髪の少女Jackieの4人。プリントシール機より7.62mmライフルと汚れたお金が好きな4人が、何を相手に戦い、何を得るのか、物語にも注目したい。

本作の特徴的な点は、緻密に描かれたドットにより生み出されたかわいくも怪しい世界だろう。スクリーンショットに映し出された「ニュー・コザ」はいかにも怪しげで、南国の情緒ある潮の香りと共に、路地裏からは乾いた銃声とマリファナの臭気が漂ってきそうなほど。背景だけではなく、デフォルメされたキャラクターたちも精巧に描画されており、メインキャラクターの少女たちにはシチュエーションに合わせたモーションも用意されている。

また、バトルはシンプルなターンベースのガン・ファイトが採用されており、マフィアやロボット以外に、「不幸な事故」を繰り出す工事用の重機を相手に戦ったり、奇怪で異形な何らかのクリーチャーを相手に銃弾を浴びせている場面もスクリーンショットより確認できた。銃はランダム生成されるといい、「ガス漏れで自分が燃えてしまうめちゃくちゃ強力なショットガン」など、ハチャメチャな装備が戦闘を盛り上げてくれるそうだ。

なお、Grayfax Softwareの公式Twitterによれば『Orangeblood』の世界観は、公式Twitter上に掲載されていた漫画が一部下敷きになっているという。約4年前に描かれたこと。『Orangeblood』では、少女たちが思いっきり銃火器を手にしていることから、そこまで多くの共通点はないのかもしれないが、本作の世界観について興味を持ったなら一読してみることをオススメする。また、本作のドットが気に入った方には、Grayfax Softwareが販売中のタイルセット「普通シティ 現代日本都市タイルセット/Glayfax labo」にも目を通してみると良いだろう。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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