Valveが『オートチェス』のスタンドアローン版開発を発表、オリジナルのDrodo Studioとは互いに協力していく
Valveは5月21日、『オートチェス』スタンドアローン版の開発を発表した。同作は『Dota 2』のModとして開発されていたが、Mod版の開発元であるDrodo Studioの承認を得て、Valve自身がスタンドアローン版を開発するようだ。近い内に詳細がアナウンスされるという。
経緯としては、まず2月にDrodo Studioと会談し、直接協力できないか確認。会談の結果、ValveとDrodo Studioはさまざまな理由から直接協力することはできないとわかり、それぞれが互いに独自のスタンドアローン版を開発し、サポートしあうことで同意したという。Drodo Studioが、『オートチェス』のスマートフォン向けスタンドアローン版を既に公開しているのは周知のとおり。公式サイト上では、Mod版の対戦回数に応じてキャンディをプレゼントする移行キャンペーンが実施されているが、今回の発表でValveはDrodo Studioと協力し、Mod版プレイヤーがアカウントの進行状況を移行できるようにしたと語っている。
Valveが開発中のスタンドアローン版『オートチェス』は、Drodo Studioの『オートチェス』とは異なり、別のスタンドアローン版だという。また、Mod版『オートチェス』についてはDrodo Studioが引き続き開発を進めていくそうだ。
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— Auto Chess (@AutoChess2019) May 21, 2019
『オートチェス』は、Drodo Studioが『Dota 2』のModとして公開した対戦ゲーム。8人のプレイヤーが参加し、自動的に戦闘を行う駒を使って、レベルや駒それぞれの特徴、駒同士のシナジーなどを考慮しながら、最後の一人になるまでラウンドを繰り返す。革新的で対戦ゲームとして優れたデザインから、そのゲーム性を参考にしたタイトルが既にいくつかリリースされているほど、国内外で人気となっているタイトルだ。日本語対応以降は国内でも注目を集めており、非公式ながら大会やイベントなども開催されている。
Drodo Studioによるオリジナル版『オートチェス』は、Mod版以外に現在Android版がオープンベータテスト中。また、iOS向けのアルファテストイベントも実施中となっている。なお、現在のスマートフォン向けアプリ版はMod版とは、バージョンが異なる点については留意すべきだろう。