『ディビジョン2』コンソール版のレイドは難しすぎるのか。PCプレイヤーが初日5時間で撃破する中、PS4/Xbox One版では配信3日後にようやく初クリア

Ubisoftは5月16日深夜、『ディビジョン2』のレイドコンテンツ「オペレーション・ダークアワーズ」の配信を開始。世界最速でクリアしたパーティーの写真と名前がゲーム内ホワイトハウスのクランルーム近くに飾られる「World First」企画が実施されていたこともあり、世界中のエージェントたちが世界最速の称号を巡り競い合っていた。

PC版では、レイド配信から5時間ほどで初クリア者が登場。それから攻略方法が確立されていき、今では1周30分以内でクリアする者も現れ始めている。以下はMarcoStyleNL氏率いるパーティーの初クリア映像(省略版)である。

一方、PS4/Xbox One版では一向にクリア者が現れないどころか、最初のボスですら攻略困難な状態が続いていた。最初のクリア報告があがったのは、配信から3日後の5月19日だ。PS4版のゲーム内リーダーボードによると、PC版では初回5時間台で複数パーティーからクリア報告があがったのに対し、コンソール版の初クリアにかかったプレイ時間は36時間47分。2番目にクリアしたパーティーの所要時間は19時間47分であった。

PC版でクリア者が続々と出る一方で、コンソール版では数日間クリア者ゼロの状態が続き、海外メディアのKotakuForbesにて「クリアされない」ことがニュースとして取り上げられていった。Twitchトップストリーマーたちがビルドの最適化を図っても攻略できない異常事態。PC版プレイヤーによる攻略情報が出回っていることを考えると、このギャップは深刻である。

※Rush Runner氏によるレイド23分台クリア映像(PC)

PCでのマウス/キーボード操作の方が、コンソール版のコントローラー操作よりもカメラの移動速度やエイム速度・精度は上。またフレームレートの差によりコンソールではPCほどにはスムーズには戦えないといったことが、レイドにおいては大きな影響を与えているのではないかと推測されている。一例としてレイドでは短時間で集中的に、急所への精密射撃を行わねばならない。そうした点を踏まえ、コミュニティからは、コンソールでの攻略を想定してテストおよびバランス調整されていないのではないかとの疑念が持たれている(reddit)。

※10時間かけてようやく最初のボスを倒したPheno氏(PS4)

一方、PS4で最初にレイドをクリアしたZach Caraway氏は上述したKotakuに対し、コンソール版における技術的な制約はそれほど影響を及ぼしていないとコメント。「最初と最後のボスは、仲間とのコーディネーションがすべてだと思います」。人によってはフレームレートが問題となる可能性もあるが、もっとも重要なのは、協力しあえる仲間を8人集めて、その仲間を維持することであると述べている。「集中しなくてはいけないのに、喧嘩したり文句を言いあったりしていると、チームワークが崩れてしまいます」。Caraway氏の考えでいくと、コンソール版でレイド攻略に挑んでいるパーティーは、十分なチームワークを発揮できていないのかもしれない。

Caraway氏の装備はAR/LMGで、DPSを最重視したビルドを組んでいた。またパーティーメンバーはみな通常のPS4デュアルショックコントローラーを使用。サーバエラーやゲームのクラッシュにより何度かボス戦をやり直すことになったと補足している。なおCaraway氏はコンソール版プレイヤーへのアドバイスとして、ヘッドショットではなく基本ダメージを重視した方がいいとの言葉を送っている。安定してヘッドショットを狙いやすいPC版と同じ考えで挑んではいけないのだ。

PS4/Xbox One版にてようやくクリア者が出たとはいえ、3日経っても指で数えられるほどの限られたパーティーのみが、10時間以上かけて攻略できている状態。このままバランスが調整されない限り、コンソール向けの攻略方法が確立され、エンドゲームコンテンツとしてまともに周回できるようになるには、まだまだ時間がかかりそうだ。

なお開発陣は、レイドがマッチメイク非対応となっている理由を説明するとともに、将来的には何かしらの方法でグループを探せるようになる計画があると、コンテンツ配信前に述べていた(関連記事)。とはいえ、ソロプレイヤーと組んでのレイド挑戦が現実的になるのは、クラン/フレンド同士のパーティーで安定してクリアできるようになってからだろう。

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