『オートチェス』Android版のオープンベータがスタート、Google Play ストアにて公開中

 

Dragonest Gameは5月16日、『オートチェス』のAndroid版をGoogle Play ストアにて公開し、オープンベータテストをスタートした。対象地域は全世界となっており、勿論日本からもインストール可能だ。

『オートチェス』は、中国のDrodo Studioが開発中の対戦ゲーム。元はValveがサービス中のMOBA『Dota2』用に作成されていたMODで、スタンドアローン版及びスマートフォン版が開発中のタイトルだ。革新的なゲームデザインを持ち、国内外で人気のあるゲームだけあって、既に『オートチェス』のデザインを参考にした作品がいくつかリリースされているが、今回Android向けにオープンベータテストが始まったのは本家『オートチェス』となる。

アルファ版からの変更点として、ゲーム内が一部日本語化。UIなどは日本語化されているが、MOD版との相違点も多く、バージョンが異なることと、「メドゥーサ」が「セイレーン」、「ドゥームデーモン」が「終焉審判官」、「謎のエレメンタル」が「闇の霊」となっているなど、ユニット名が変更されている点には注意が必要となる。

本作のゲームプレイは8人で行う。プレイヤーは掲示される駒の中から、ゴールドを支払って駒を購入。駒を盤上に配置することで戦闘ラウンドが始まった際、駒が自動的に交戦し始める。負けた場合ライフを喪失。『オートチェス』は、この流れを繰り返し、勝者1名を決めるターン制の対戦ゲームだ。

ただ強い駒を並べれば良いわけではなく、本作にはレベル・駒の個性・駒のクラスと種族などさまざまな要素がある。駒は同一の駒を3つ揃えることでランクアップし、ステータスがほぼ倍に。クラスや種族を揃えて配置することでスキルが発動したり、レベルを上げれば駒の設置数や掲示される駒の内容がよくなるが、何れの要素にもゴールドが必要で、所持しているゴールドの量に応じて、ターン開始時に追加でゴールドが獲得できるなど、どこに行ってもゴールドがついて回り、どのようにゴールドを運用するのか実に悩ましい。また、駒の数には全体で限りがあり、他のプレイヤーが既に同じ駒を握っている場合揃いにくいなど、常に状況に応じた選択を迫られるのも本作の特徴の一つだ。

今回オープンベータが開始されたのはAndroid版だが、前述のとおりiOS版の開発も行われている。iOSユーザーはもうしばらくリリースを待とう。また、MOD版のプレイヤーは、公式サイトでDragonestアカウントとSteamアカウントを連携させておくことで、キャンディがプレゼントされるキャンペーンが実施中だ。