『Detroit』『Heavy Rain』『Beyond: Two Souls』PC版の発売時期決定。現在1000円オフで予約販売中


Quantic Dreamのアドベンチャーゲーム3作品、『Heavy Rain』『Detroit: Become Human』『Beyond: Two Souls』のPC版発売時期が公開された。あわせてEpic Gamesストアにて予約販売が開始されており、同サイトのメガセール(関連記事)が終わる6月13日までは1000円オフで購入可能だ。各タイトルの発売日、価格、デモ版の配信予定時期は以下のとおり。リンクはストアページ:

Heavy Rain
発売時期:6月24日
販売価格:1990円(セール中は990円
デモ配信:5月24日

Beyond: Two Souls
発売時期:7月22日
販売価格:1990円(セール中は990円
デモ配信:6月27日

Detroit: Become Human
発売時期:今秋予定
販売価格:3990円(セール中は2990円
デモ配信:今夏予定

【UPDATE 2019/12/13 8:15】『Detroit: Become Human』のタイトル名に誤りがあったため修正。

『Detroit: Become Human』では、技術革新が進みアンドロイドが人々の生活に根付いた近未来デトロイトでの動乱が、3体のアンドロイドの視点から描かれる。感情のようなものが芽生えた変異体アンドロイドの解放運動を指揮するマーカス、父親から虐待を受けていた少女アリスを救うため主人の命令に背く家事用アンドロイドのカーラ、そして2人を追うアンドロイド捜査官コナーの3体。人間とアンドロイドの関係性がマクロ・ミクロ両方の視点から描かれ、相互の物語が少しずつ交差していく。プレイヤーの選択や行動により物語が細かく分岐していく膨大なシナリオ、繊細でリアルな3Dアニメーション、緊張感溢れるサウンドトラックなど、エンターテインメント作品として幅広い層にリーチした。

『Detroit: Become Human』

『Heavy Rain』は2010年にPlayStation 3向けに発売されたQuantic Dreamの代表作のひとつ。複数のキャラクターの視点から「折り紙殺人事件」の真相を追うサイコスリラーとして、スタジオの名を広めた。新たな犠牲者が出る前に犯人を追い詰めるのだ。プレイヤーの選択がキャラクターの運命や物語の展開を動かす。

『Heavy Rain』

『Beyond: Two Souls』は前述した2作品と比べてプロットの評価は芳しくなかったが、名優エレン・ペイジとウィレム・デフォーの共演により注目を集めた。霊体とつながる能力を有し数奇な人生を送る主人公ジョディ・ホームズの、出会いと喪失、愛情と裏切りが続く波乱万丈の人生を追っていくサイコスリラーアドベンチャーゲームだ。

上記3作品はSIEよりPlayStation向けに発売されてきたタイトルである。フランスのゲームスタジオQuantic Dreamは3作品をSIE独占タイトルとして開発してきたが、今年1月には中国大手NetEaseのゲーム部門NetEase Gamesと提携関係を結ぶと同時に、今後は複数プラットフォーム向けの次世代タイトル開発を進めていくと伝えていた(関連記事)。今回のPC移植はそうした多角展開に向けた準備フェーズとも考えられるだろう。

Quantic Dream のco-CEOであるGuillaume de Fondaumiere氏は、今年3月に3作品のEpic Gamesストアでの発売を発表した際に、ソニーとの12年間のコラボレーションに感謝を述べつつ、Epic Gamesとパートナー契約を結んだことで、ファンベースを拡大させ、PCプレイヤーにゲームを楽しんでもらえるようになったとコメントしている。なおQuantic Dreamは新作開発にあたりスタッフ増員を計画しており、現在の150人から300人まで規模拡大しての開発が目指されている。

冒頭で述べたようにEpic Gamesストアでは現在初の大型セールが実施中であり、Quantic Dream作品に限らず、時限独占タイトルや予約販売中のタイトルも含めて値引きが適用されている。セール期間中は隔週ではなく毎週1作品が無料配布される。