Nintendo Switch向け美少女RPG『オメガラビリンス ライフ』8月1日に発売決定。演出の異なるPS4向け『ラビリンス ライフ』も同日発売へ

 

ディースリー・パブリッシャーは5月14日、Nintendo Switch向けRPG『オメガラビリンス ライフ』を、8月1日(パイの日)に発売すると発表。さらに、PlayStation 4向けの『ラビリンス ライフ』も同日発売し、“マル乳(チチ)プラットフォーム”対応すると発表した。価格は、Nintendo Switch版が7800円、PS4版が5800円(共に税別)。

同社によると、Nintendo Switch版は“おっぱいがタップリ触れておパイ得”で、人の目を気にしない人向けの「達観」バージョン。一方、オメガ(ω)の付かないPS4版は、“おっぱいがポロリと落ちてお買い得”な、人前で遊べる「実家」バージョンだという。両バージョンの違いについては後述する。

『オメガラビリンス ライフ』『ラビリンス ライフ』は、美少女ローグライクRPG『オメガラビリンス』シリーズの最新作だ。ゲームの舞台を超お嬢様学校であるベルフルール女学園へと移し、登場キャラクターも一新している。この女学園の大庭園には、永遠に咲き続けると伝えられている花が存在したが、ある日突然枯れてしまう。そして、美しい大庭園を取り戻すため、女学生たちの冒険が始まる。

意外にも正統派なローグライクRPGであるシリーズの伝統は本作でも変わらず。プレイするたびに構造や出現アイテムなどが変化するダンジョンに潜り、危険なワナに注意しながら進み、敵とのターン制バトルを繰り広げるのだ。敵にやられると所持アイテムを失ってしまう。ダンジョンへはパートナーキャラクターを連れて行くことができるほか、道中では助けになってくれるキャラクターに出会うことも。バトルで敵を倒すと経験値に加え、「ωパワー」も獲得。ωパワーは“乙女のおっぱいに溜まる性質”があり、敵を倒せば倒すほど、キャラクターたちのおっぱいが大きくなっていく。

本作では新たな要素として、ベルフルール女学園でのスローライフなゲームプレイも用意されている。女学園の中を散策し、ほかの女生徒たちと会話したり、冒険の進捗によって徐々に復活していく大庭園の花の世話をしたり。また街灯やベンチなど、配置されたオブジェクトを自分好みにカスタマイズする要素もある。

Nintendo Switch向けの『オメガラビリンス ライフ』と、PS4向けの『ラビリンス ライフ』は、基本的なゲームプレイは共通だが、主に演出面における違いがある。たとえば、乙女たちが妄想の世界に入りステータスをアップさせたりスキルを獲得する「悶絶★開華」システムでは、Nintendo Switch版の場合はキャラクターにタッチして乙女を興奮させると、体のすべてがビンカンになる「満開ブレイク」へと突入。もちろん特別なイラストも表示される。一方のPS4版ではタッチイベントは存在せず、ノーマルイラストが表示された後、演出をスキップする形となる。

名前や効果が分からないアイテムをおっぱいに挟んで調べるお馴染みの「おっぱい鑑定」システムでも、Nintendo Switch版ではタッチイベントがあるが、PS4版では演出をスキップ。アイテムをおっぱいに挟む表現もないとのこと。おっぱいを操作してじゃんけんをする「おっぱいじゃんけん」システムでは、PS4版は別の演出でじゃんけんをおこなうそうで、PS4版ではタッチイベントは全般的にカットされている。そのほか、「温泉」イベントにおける湯気の量も一部異なるとのことだ。

『オメガラビリンス ライフ』は、シリーズお馴染みのきわどい演出を楽しめる内容となっており、一方の『ラビリンス ライフ』は、そうした演出を可能な限り排除していることが分かる。近年、マルチプラットフォームタイトルにおいてPS4版にだけ表現修正が施される事例が散見される。その対象は主に性的な表現にあり、前作『オメガラビリンスZ』の海外版では発売中止に至ってしまった。SIEは、各地域のレーティング審査とは別に独自の基準を適用する場合があるとされ、これが影響を及ぼしているようだ(関連記事)。

今回、本作においてNintendo Switch版とPS4版で表現を変えたのは、そうした方針への対応と考えられる。PS4ユーザーのシリーズファンにとっては複雑な気持ちになるかもしれないが、その分PS4版の価格を抑えているのは良心的だと言えるだろう。『オメガラビリンス』シリーズにとって大胆な試みと言え、どのように受け入れられるのか注目される。