ゾンビアポカリプスアクション『Infected Shelter』Steamで早期アクセス配信開始。終末世界で血みどろサバイバル

 

ハンガリーのインディー開発チームDark Blue Gamesは5月8日、『Infected Shelter』の早期アクセスをSteamでスタートした。価格は999円。5月16日まではスペシャルプロモーションで10%割引の899円となっている。なお、記事執筆時点での対応言語は英語のみだ。

『Infected Shelter』は、ゾンビアポカリプスな世界を舞台にしたローグライトアクションゲーム。ゲームを開始すると、何かにアクセスしようとしていた白衣の女性が、いかにもポストアポカリプスと言った様相の男たちに連れ去られるムービーが流れる。彼女のように誘拐された人たちを救助するのが本作の目的となるようだ。

プレイヤーは、ゾンビや敵対するグループの人間などをなぎ倒し、ランダムに生成されるゾンビアポカリプスの世界を突き進んでいく。154のエリアに15の車椅子、アクティブアイテムが30種類などが用意されているそうだ。確認できたプレイアブルキャラクターは、ギターを片手に暴れまわるGuitarist Girlと、車椅子を押しながら終末世界に繰り出しお爺さんごと車椅子を振り回すGrandpa & Granddaughterの二人。ほかにアメリカンな体型のBig Biceps Builderと、片足を失った元軍人風のSmiling Soldierの姿もゲーム内で確認できているが、今後のアップデートでプレイ可能となるようだ。

本作のゲームプレイでは、プレイアブルキャラクター二人の主な攻撃手段がギターと車椅子(お爺さん付き)なので、近接攻撃がメインとなる。どちらも範囲が狭く、隙もそれなりで火力も高くない。ゾンビ相手はそれでも通用するが、特に装備を身にまとった人間相手の戦闘は辛い。こちらもロケットランチャーなど強力な火器を装備したり、空から矢を降らせるようなスキルを使うことで対抗出来るが、どちらも制限があり回復手段も乏しいので、考えなしに進んでいくとジリ貧になっていく。また、ゾンビの頭が取れたりバイオレンスな要素も数多く実装されているので、現時点では多少人を選ぶタイトルになっている。

『Infected Shelter』は、前述のとおりハンガリーのインディーゲーム開発チームだ。プログラミング担当のLajos Nádasi氏。グラフィックを担当する Zoltán Ruzsányi氏の2人組で、ゲームデザインは両名によって行われている。インディーゲームの開発は2008年から行っており、彼らにとって『Infected Shelter』は4作品目のタイトルとなる。

これまで開発してきたゲームが血も暴力もない平和なゲームだったことから欲求不満があったといい、2015年に『Dead Cells』『Rogue Legacy』『Binding of Issac』『Castle Crashers』などのタイトルに触発され、暴力的だが面白いポストアポカリプスなゲームの開発を始めたそうで、本作の開発には4年以上取り組んできたのだという。早期アクセスの期間は予定では6ヶ月。数多くの要素があり、二人でテストするのが難しいことも早期アクセスを始めた理由として語られているので、こういうスタイルのゲームが好きな方は試してみるのも良いかもしれない。