Ubisoftがトム・クランシー新作の情報公開を示唆。5月10日、架空のテック企業による発表会が開催される

Ubisoftがトム・クランシー新作の発表を示唆。5月10日に架空のテック企業スケルテック社による発表会SKELLCONが開催される。『ゴーストリコン ワイルドランズ』ではこれまで何度も同社の名が登場してきた。

【UPDATE 2019/05/07 14:02】
先日アナウンスされた、架空のテック企業Skell TechnologyによるカンファレンスSKELLCONと同時刻に、『ゴーストリコン ワイルドランズ』に関する何かしらの発表が行われることが明らかとなった。

【原文 2019/05/04 13:58】
Ubisoft
54日、架空のテック企業「Skell Technology」(スケルテック社)の公式サイトを更新。日本時間510日午前330より、スケルテック社のカンファレンスSKELLCONが開催される。なお同サイトではレーティング機構PEGIによる「PEGI 18」レーティングのマークが確認でき、何かしらのゲーム作品の関連サイトとなっていることが予想される。

スケルテック社については実は201812月の時点で、創設者のジェイス・スケルが民間ドローンのカタログを紹介する動画が、Ubisoft公式チャンネルより公開されていた。そのほか『ゴーストリコンワイルドランズ』の追加ミッションにて何度かその名が登場。同作で52日に配信された「オラクル作戦」では、スケルテック社のエンジニアを救出するという任務が追加されたほか、作中のキャラクターがSKELLCONの招待状を受け取っていることが明かされる。小分けにして発信されてきた情報から察するに、510日には『ゴーストリコン』もしくはそのほかのトム・クランシー作品の新作につながる情報が発信されるのではないだろうか。

『ゴーストリコンワイルドランズ』では、定期的な無料アップデートによりさまざまな特別ミッションが追加されてきた。ゴースト部隊が映画「プレデター」のプレデターと対決する映画公開30周年記念コラボ企画、『スプリンターセル』シリーズとのクロスオーバーとしてサム・フィッシャーの任務遂行を支援する「Special Operation 1」、『レインボーシックス シージ』のトゥイッチ、ヴァルキリー、カベイラが登場する「Special Operation 2」。そして52日に配信されたオラクル作戦では、ドラマ「The Walking Dead」のシェーン役やドラマ版「パニッシャー」での主演などで有名な俳優ジョン・バーンサルが、ゴースト部隊のリーダー「コール・デンホルム・ウォーカー」として登場する。

ただ、他作品とのコラボレーションが目玉であった過去の特別ミッションとは異なり、オラクル作戦はジョン・バーンサルの出演以上に、トム・クランシーフランチャイズにおける次の展開を示唆する役割を担っていることが読み取れる。任務内容も、過去の特別ミッションと比べて容易なものとなっており、ナラティブの方にプレイヤーの関心を向ける構造となっていた。公式ブログにおいても、今回のミッションには今後の展開に関する情報が含まれているかもしれないと、親切にも記載されていた。

オラクル作戦においてゴースト部隊は、ユニダッド軍に捕らわれた米国スケルテック社のエンジニアを救出する任務に当たる。スケルテック社の最新技術に関する知識を有したエンジニアのダニエルは、米国の産業機密をユニダッド軍に提供している疑いが持たれており、任務の最中では同じく彼の行方を追っていたウォーカーと遭遇し、行動を共にすることとなる。

任務中に入手可能な証拠写真・音声からは、民間および軍事向けの最新ハードウェア/ソフトウェアを提供するスケルテック社の情報や、創設者ジェイス・スケルの姿が確認できる。ゴースト部隊が使用している一部ガジェットだけでなく、『スプリンターセル』のフォースエシュロン、『レインボーシックス シージ』のトゥイッチのショックドローンなども、スケルテック社の技術を活用している。今後発表される作品では、そんなスケルテック社に焦点を当てた物語が描かれるのではないだろうか。もちろん、Ubisoftのトム・クランシー作品はクロスオーバーが多く、『ゴーストリコン』以外のシリーズの作品である可能性も十分に考え得る。

上の画像のとおり、ゴースト部隊を指揮するボウマンも、作中でSKELLCONの招待状を受け取っている。SKELLCONの開催日時は201959日午前1130分(PDT)。日本時間では510日午前330分となる。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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