『東方鬼形獣 〜 Wily Beast and Weakest Creature.』発表。夏完成予定の、けもの成分多めの東方Project新作

同人ゲームサークル上海アリス幻樂団は4月17日、開発中の新作『東方鬼形獣 〜 Wily Beast and Weakest Creature.』(とうほうきけいじゅう)を発表した。東方Project第17弾として発売される新作シューティングゲームだ。

同人ゲームサークル上海アリス幻樂団は4月17日、開発中の新作『東方鬼形獣 〜 Wily Beast and Weakest Creature.』(とうほうきけいじゅう)を公式ブログにて発表した。現時点で完成は夏予定。5月5日に開催される東方オンリーイベント「第十六回 博麗神社例大祭」にて、体験版が頒布予定となっている。

『東方鬼形獣 〜 Wily Beast and Weakest Creature.』は、東方Project第17弾として発売される新作シューティングゲームだ。東方Projectとは、数々の二次創作やメディアミックス作品が発表されている「東方」の源流にしてオリジナルゲーム。近年ではSteamへと参入したり、二次創作ゲームのダウンロード販売について許可したりなど多角的な展開を見せており、歴史ある同人作品ながら未だその人気および影響力は大きい。

本作では「地獄の動物霊が、地上を力で支配しようと企んでいる」というタレコミを元に、垂れ込んできた当人である動物霊達を味方として、その企てを未然に防ごうと討伐に赴く。地獄へ向かうのは、霊夢と魔理沙、妖夢の3人。「いつもよりダークで、けもの成分が多くて、ちょっぴり攻撃的なシューティングゲーム」となっているのだとか。

公式ブログで公開されているスクリーンショットからは、いつもの東方らしい画面構成に加えて『東方鬼形獣 〜 Wily Beast and Weakest Creature.』の難易度と思われる「柴犬級」の文字。霊夢に憑依させる動物霊として、集中ショットが強化される「オオカミ霊」、スペルカード(ボム)の強化と初期数が一つ増加する「カワウソ霊」、拡散ショットが強化される「オオワシ霊」の3装備。左下に表示されている、動物霊らしき謎のアイコン。スペルプラクティス。自機として動いてる霊夢と妖夢の姿が確認できる。妖夢が自機キャラクターとして使用できるのは久々で、『東方神霊廟 ~ Ten Desires.』以来となる。

絶賛開発中ということだが、スクリーンショットからは新しい要素に加えて、従来の東方Projectらしい雰囲気が伝わってくる。『東方鬼形獣 〜 Wily Beast and Weakest Creature.』でも、いつも通りの音楽と弾幕シューティングが期待できそうだ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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