『Apex Legends』初のバランス調整内容公開。モザンビークは変更無し、今後はレジェンドの当たり判定調整を予定
Electronic Arts/Respawn Entertainmentは3月7日、近日中に予定されている『Apex Legends』のバランス調整内容をredditにて公開した。まず武器のバランス調整としてウィングマンが僅かに弱体化される。
武器のバランス変更
ウィングマン
・連射速度が3.1発/秒から2.6発/秒に変更
・スカルピアサーライフリングのヘッドショットダメージ倍率が2.5倍から2.25倍に減少
・腰撃ち時の散弾が増加。散弾率が減衰するまでの時間が長くなる
ピースキーパー
・ショットガンボルトの連射速度(再装填時間)が低下
レベル1:連射速度上昇率が10%から7.5%に低下
レベル2:連射速度上昇率が20%から13%に低下
レベル3:連射速度上昇率が25%から16%に低下
またこれらの武器については、全体的に出現率が下がるとのこと。一方で、これまで供給量が少なくメイン武器として使いづらかったエネルギー弾薬使用武器およびエネルギー弾薬の出現率が上がる。そのほか、マッチ中の切断を招いていたいくつかのスクリプトエラーが修正される。
今後のバランス調整に関する開発陣の姿勢も記載されている。まずアップデートの頻度は抑え、入念なテストを重ねた上で、メタに大きく影響するような変更を適用していきたいと述べている。バランス調整の回数が多いと、そのたびにプレイヤーは最新情報を追い、新しいバランスを覚えるために時間を費やさなくてはならないからだ。ただし、メタを崩壊させるような場合には即時に対応するという。
レジェンドのバランス変更
レジェンドはそれぞれリグサイズやヒットボックス(当たり判定)、アビリティが異なりながらも、およそ同じくらいの強さ・ピック率・勝率になるよう調整していきたいという。小〜中型のレジェンド間のバランスは現状うまくいっているが、身体の大きいレジェンドに関しては、ヒットボックスの大きさが影響して、貢献度が低めになっているという。
既にコミュニティ内では、レジェンドによってヒットボックスが異なること、またキャラクターモデルとヒットボックスが一致していないことが議論されてきた(関連記事)。開発陣もそうした議論が交わされていることを認識しており、3月中に開幕予定のシーズン1では、身体の大きいレジェンド(コースティック、パスファインダー、ジブラルタル)のヒットボックスを、実際のキャラクターモデルと一致するよう縮小&最適化する予定であるという。仮にこれらの変更が不十分であれば、レジェンドごとに異なるダメージカット率を適用したり、アビリティの方に変更を加えることを検討すると述べている。基本的には巨体レジェンドの上方修正によりバランスを取ることを目指しており、他レジェンドの弱体化はできる限り避けたいとのことだ。
その他、シーズン1では以下の変更が予定されている:
コースティック
・NOXガストラップのクールダウンが30秒から25秒に変更
・NOXガストラップの効果半径および検知半径が10%拡大
・NOXガストラップの1秒間のダメージ遅延を削除
パスファインダー
・内部情報で探知できるビーコンの設置数がマップ上10個から12個に増加
ライフライン
・ケアパッケージからレベル4アーマー/ヘルメットがドロップしなくなる
レイス
・虚空へアビリティのクールダウンが20秒から25秒に変更
バンガロール
・駆け足のスピードボーナスが40%から30%に減少
なお以前から開発陣が公言しているように、最弱武器として名高いモザンビークのバランス変更は予定されていない(関連記事)。弱武器として知られるP2020も同様。理由についてはネット上で広まっているミームを楽しみ続けたいからだと茶化しつつも、真面目な話として、武器によって性能に強弱をつけたいという根本思想のもと開発・運営しているからだと説明している。そのため一部の武器は、意図的に弱くしてあるのだという。今後もプレイヤーのフィードバックやプレイデータを注視していくが、現時点ではやはり変更予定はないとのことだ。