オープンワールド自動化工業狩りシューター『Satisfactory』3月19日より早期アクセス配信開始へ。てんこ盛りFPSがついに一般販売

インディースタジオCoffee Stainは3月7日、『Satisfactory』を3月19日より早期アクセス販売すると発表した。『Satisfactory』は、“オープンワールド自動化工業狩りシューター”である。

インディースタジオCoffee Stainは3月7日、『Satisfactory(サティスファクトリー)』を3月19日より早期アクセス販売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Epic Gamesストア)で、価格は3380円。すでに予約販売も開始されている。

『Satisfactory』は、『Sanctum』や『Goat Simulator』を手がけたCoffee Stainの最新作。企業の派遣スタッフとして新規事業を成功させるため、惑星開拓に勤しむ。本作では、惑星にて探索と戦闘をすることで素材を集め、核となる建造要素に勤しむ。機械で素材を加工し製品に仕上げ、それをベルトコンベアへと運び、違う機械でさらに加工し製品に仕上げる。なれてくれば、その作業を自動化するのだ。

工業設備をつくるだけでなく管理も重要で、電力をコントロールしたり、生産ラインが渋滞しないように整理しつつ、その規模を拡大していかなければならない。素材やレシピを求めて狩りに出かけるのである。謎の生命体と戦い、何階層にもなる工場を作ったり、コンベアベルト天国を展開したり、車両を自動化したり、新しいテクノロジーを研究したりできる。さまざまな要素が詰め込まれた意欲作である。なお、最大4人までのマルチプレイに対応しており、他ユーザーと狩りや工場管理することが可能。すでにクローズドアルファが4か月以上続けられており、ゲームの基本的な部分はチューニング済み。ついに早期アクセスを介しての一般向け販売へとこぎつけた。

早期アクセス期間は数年を予定しており、少なくとも1年以上はかかると見ているとのこと。早期アクセス版の内容は正式版とは程遠いようだが、広大なエリアや敵キャラ、ひととおりの工場機能、自動化やマルチプレイの対応など基本的なシステムは備わっており、一般向けに販売するに値するものだという。開発が進んでいけば、コンテンツの追加やストーリーの完結、最適化が施されていくとのこと。

Coffee Stainは、昨年同作におけるSteam販売からEpic Gamesストアへの時限独占による移行を発表した(関連記事)。強い期待を寄せられていた反動か、コミュニティでは不買宣言が並ぶなど厳しい声が寄せられていた。しかしコミュニティマネージャーであるJace Varlet氏は、丁寧なQ&Aビデオを公開し、ユーザーの疑問に真摯に向き合った。コミュニティと対話を重ねた結果もあり、一度は揺らいだユーザーからの信頼を取り戻しつつある。なお、Epic Gamesストアの時限独占期間は12か月であると答えている。12か月後経てばプラットフォームを選ぶことができるようになるが、Steamにてリリースするかは決めていない/言うことができないとのこと(Q&Aビデオより)。
【UPDATE 2019/3/7 18:40】
時限独占に関する情報を追記

要素がとにかく多いので、ゲームプレイのイメージがややつきづらい『Satisfactory』。理解を深めたい方は、Coffee Stainが公開している以下の映像を確認するといいだろう。またユーザーによって作られた工場を紹介する映像を見つつ、3月19日を待ってみてもいいかもしれない。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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