『タイタンフォール』スピンオフ新作は、“タイタン無し”のバトルロイヤルゲーム『APEX LEGENDS』。基本プレイ無料、日本語対応で配信開始

【UPDATE 2019/02/05 10:30】
『APEX LEGENDS』の国内PS4版の配信が開始されたためストアページへのリンクを追加。また国内PS4版はPlayStation Plusへの加入が必要とのストアページ表記が確認できたため、該当箇所を修正。

【原文 2019/02/05 06:42】
Electronic Arts/Respawn Entertainmentは2月5日、『Titanfall(タイタンフォール)』シリーズのスピンオフ作品『APEX LEGENDS(エーペックスレジェンズ)』を正式発表&配信開始した。同作は基本プレイ無料のバトルロイヤルゲームであり、対応プラットフォームはPC(Origin)/PlayStation 4/Xbox One。日本語にも対応している。

※PlayStation 4版:PlayStation Plus必要
※Xbox One版:Xbox Live Goldアカウント必要
※現時点でクロスプレイは非対応

『APEX LEGENDS』は、Respawn Entertainmentが開発する『タイタンフォール』シリーズのスピンオフ作品。同作で遊べるのは、1チーム3人、最大20チーム/60人で対戦するマルチプレイモードである。時系列としては『タイタンフォール2』の30年後、フロンティアの辺境で強力なアビリティを操る伝説の戦士「Apexレジェンド」たちがApexアリーナと呼ばれる競技に参加。最後の生き残りになるまで死闘を繰り広げる。『タイタンフォール』シリーズならではのスピード感あふれるプレイフィールや世界観をベースにして制作されたバトルロイヤルゲームだ。ただしタイタンは登場せず、ウォールランは無効となっている(スライディングは有り)。

Electronic Artsは2018年10月、「ダウンロード可能なコンピューターゲーム・ソフトウェア」の商標として「APEX LEGENDS」「PROJECT APEX」を登録していた(JUSTIA)。当時はどのプロジェクト用の商標なのか不明であったが、このたび『タイタンフォール』スピンオフ作品であることが明らかとなった。

プレイヤーは輸送機に乗って戦場となる「キングスキャニオン」に向かい、地上に高速降下。チームの1人がジャンプマスターとなりチーム全体の降下操作を行えるため、チームがバラバラの場所に着地してしまうことを防ぐことができる。廃軍事施設、無人の前哨基地、湿地帯、沼地、スラムといったロケーションが点在するマップ上を探索し、装備品を揃えながら、時間経過により縮小するプレイエリアにとどまるため移動を続ける。物資の揃うドロップシップに降下するのか、過疎地でマイペースにマッチを始めるのか、判断はプレイヤーに委ねられている。

また本作はキャラクター制のバトルロイヤルゲームとなっており、選択するレジェンドごとに異なるアビリティを有している(レジェンドは8種類)。それぞれ戦術アビリティ、パッシブアビリティ、アルティメットアビリティを備えており、毒性トラップ、ホログラフ、ストーキング、シールド、グラップリングフック/ジップラインなど、活躍の仕方が違う。チーム構成を考えて力を合わせて戦おう。なお仲間がダウンした際は医療措置が必要。救助できず死亡した場合でも、死亡時に落下するレジェンドバナーをリスポーンビーコンに運ぶことで蘇生できる。ただしリスポーンには時間がかかり、装備を全て失ってしまうため注意。チームメイトとのコミュニケーション手段としては、簡易的なPingシステムが実装されており、敵・アイテムの位置や防衛ポイントをPingで仲間に知らせることができる。

基本プレイ無料タイトルということで気になるのが、本作のマネタイズモデル。まず本作には3種類のゲーム内通貨が存在する。有償ゲーム内通貨Apexコイン、無償ゲーム内通貨レジェンドトークン、そしてレジェンドスキンや武器スキンのアンロックに使用されるクラフトメタルだ。Apexコイン/レジェンドトークンは、新しいレジェンドや武器の新しいカスタマイズアイテムの直接購入に使用。また提供アイテムがランダムで決まるルートボックス「Apexパック」が販売されており、こちらからはコスメティックアイテムやクラフトメタルを入手可能。ゲームを優位にプレイできるようになるようなPay-to-Winアイテムは含まないとのこと。ApexパックはApexコインのほか、ゲームをプレイしてレベルを上げることでも入手できる。

本作は長期的な運営・アップデートが計画されており、シーズン制のバトルパスの販売(3月開始予定)、新しいレジェンドや武器の追加などが予定されている。近日中に詳細が発表される予定のバトルパスは、ゲームをプレイすることで新しい報酬がアンロックされていく制度だ。報酬には、シーズン限定のコスメティックアイテムやApexアイテムが含まれる。

『タイタンフォール』とは、二足歩行型の戦闘用ロボット「タイタン」を操縦するパイロットたちが、開拓宙域「フロンティア」を舞台に戦闘を繰り広げるチーム対戦型FPS。スピーディーかつ縦横無尽にマップ中を飛び回る歩兵戦と、重厚な装備で暴れまわるメック戦を醍醐味としている。2016年10月に発売された『タイタンフォール2』 は、無料アップデートを根強く続けたおかげもあり、発売から10か月後の2017年8月にプラットフォーム合算の月間プレイヤー数が100万人を超えるなど、息の長いタイトルとしてプレイヤーたちを楽しませていた。

前作『タイタンフォール2』は2017年1月時点でセールス400万本を達成。Respawn Entertainmentの設立者であるVince Zampella氏は同作について「成功」だったと語りつつも、販売元EAの『Battlefield 1』と、Activisionの『Call of Duty: Infinite Warfare』と競合する時期にリリースされたことを踏まえて、もっと売ることができたはずだとも述べていた。『APEX LEGNEDS』は過去作とはゲームモードやマネタイズモデルという点から毛色が異なるものの、マルチプレイFPS大作から時期を離しての配信になっている。バトルロイヤルゲームという意味でも、同ジャンルの大型新作とは重ならない好条件のリリース時期と言えるかもしれない。『タイタンフォール』関連作品ながらタイタンが登場しないのはやや寂しいが、バトルロイヤルルールにおいてタイタンが登場するとバランス調整が難しくなるのだろう。

Respawn Entertainmentが開発を進めていると公表されているタイトルは、Oculus Rift向けのFPS、「スター・ウォーズ」IPのアクション・アドベンチャーゲーム(E3 2018にて『Star Wars: Jedi Fallen Order』とアナウンスされたもの)、そして『タイタンフォール』シリーズ作品であった。EAは2019年第2四半期の決算資料にて、Respawn Entertainmentから2019年のホリデーシーズンまでに複数のタイトルをリリースする予定であると記載していた(関連記事)。つまり今回発表された『APEX LEGENDS』以外にも、年内リリース作品が控えているということ。2019年は『APEX LEGENDS』の行方だけでなくRespawn Entertainment全体としての動向にも注目したい。なお開発陣はEurogamerのインタビューに対し、ナンバリング続編となる『Titanfall 3』は現在開発していないと回答している。

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