『PAYDAY』開発者が手がける4人協力ホラーFPS『GTFO』最新映像公開(日本語字幕有)。仲間との連携が生死を分ける

インディースタジオ10 Chambers Collectiveは2月2日、『GTFO』の概要を紹介する映像を公開した。同スタジオは、『PAYDAY』シリーズのUlf Andersson氏が新たに立ち上げたスタジオで、『GTFO』も同シリーズと同じく4人協力プレイに対応するFPSとなっている。

スウェーデンのインディースタジオ10 Chambers Collectiveは2月2日、現在開発中のアクションホラーゲーム『GTFO』の概要を紹介する映像を公開した。同スタジオは、『PAYDAY』シリーズを手がけるOVERKILL Softwareの設立者Ulf Andersson氏が新たに立ち上げたスタジオで、『GTFO』も同シリーズと同じく4人協力プレイに対応するFPSとなっている。

*日本語字幕に対応している。

『GTFO』では、プレイヤーはスカベンジャー(略奪者)の一員となり、複雑に入り組む広大な地下施設「THE COMPLEX」を探索する。THE COMPLEXには貴重なアーティファクトが眠っており、それらを奪うことが目的だ。ただスカベンジャーたちは、「ウォーデン」と呼ばれる未知の存在のために自らの意思に反してこのTHE COMPLEXに捕らえられた状況にあり、地下施設の最深部へと向かい、この場所から脱出する方法と自身の過去についても明らかにしなければならないという。

長らく放棄されていたTHE COMPLEXには異形のモンスターが巣食っており、探索にて武器や道具、資源を回収しながら局面を打開する必要がある。しかし、弾丸は乏しく体力もすぐに尽きてしまうため、4人での計画的なゲームプレイが求められるとのこと。これまでに公開された映像では、敵を発見したからといってすぐに攻撃せず、ステルスプレイにて仲間とポジションを確認したりタレットを設置したり、あるいは事前に壁の向こうの状況を調べるガジェットを利用したりといった、慎重さが伺えるゲームプレイが披露されていた。いざ攻撃を開始すると、大量の敵による激しい猛攻が待っている場合もあるため、事前の戦略が生死を分けそうだ。

10 Chambers Collectiveの共同設立者Simon Viklund氏は、従来の協力プレイゲームの多くは一緒に戦うことを求めるのみで、意思疎通を図ったり連携したりといった点において、本当の意味での共闘とは言えなかったと述べる。つまり『GTFO』での協力プレイは、それらとは一線を画すことを目指しているようだ。また本作では、「Expedition Director」によってセッションごとに新たなシチュエーションプレイヤーにもたらし、予測不能なゲームプレイとリプレイ性を高めている。こうした仕様もまた、仲間との連携の重要さに大きく関わってくることだろう。

ちなみに本作は、Unityの新機能「CineCast」を導入する初めてのタイトルとなる予定だ。CineCastは、ゲームプレイに合わせてマップ内に配置したカメラを自動的に切り替えて撮影してくれる機能で、さまざまなシーンでの活用が見込まれ期待されている(関連記事)。『GTFO』は、PC(Steam)向けに2019年春に発売される。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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