“なんでも作れる”PS4向け『Dreams Universe』のシェアがついに解禁。『P.T.』から『Dead Space』まで、可能性に満ちた投稿が溢れかえる

ゲームスタジオMedia Molecule は1月29日、現在ベータテストを実施しているクリエーションゲーム『Dreams Universe』内の模様をSNSへ投稿すること、配信サイトでストリーミングすることを公式に許可する旨をTwitterにおいて発表した。これに伴って、各種SNSではプレイヤー達によるクリエイティブな作品の数々が投稿され、賑わいを見せている。

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『Dreams Universe』は『リトルビッグプラネット』シリーズで知られるMedia Moleculeが現在開発中のPlayStation4専用タイトル。クリエーションゲームの名のとおり、キャラクターのモデリングやBGMの作成及び編集、システムの構築を通じてアクションやシューティング、ホラーやパズルなど、あらゆるジャンルのオリジナルゲームを作る事ができる。

現在北米ユーザー向けにベータを実施しているが、先日弊誌でも報道したように、この試遊はあくまでユーザーとの秘密保持契約(NDA)の上に成り立っていた。そのため、本作に関する情報の漏洩は公式に禁止されていた。ましてやSNSにゲーム内の様子を投稿するなどもってのほかだったのだ。

しかしながら、ユーザーたちによる規約違反SNSへの作品画像の投稿は止むことはなかった。さまざま作品をつくることができる、可能性が眠るゲームを前にして、作品をSNSにて共有することが我慢できなかったのだろう。この状況は、開発者側を喜ばせながらも、悩ませることとなった。いくら注意喚起を促しても収まらないムーブメント。Media Molecule は1月28日、ついにそれまでの規約の一部を撤回し、『Deams Universe』のベータ版ゲームプレイに関するSNSへの投稿や配信サイトにおけるストリーミングの許可を下したのだ。

これを受けて、本作のコミュニティ内の動きはより活発化している。先日騒ぎになった『P.T.』だけでなく、『Dead Space』や『ドンキーコング』など人気ゲームを見事に再現する作品が数多く投稿されている。ゲームの雰囲気をうまく模倣できているだけでなく、グラフィックの質感やゲームプレイそのものも再現できている点は、『Dreams Universe』のポテンシャルを示しているといえる。

またそれ以外にも多数のオリジナル作品がSNSには投稿されていることがTwitter内の「#DreamsPS4」というタグから確認できるだろう。オープンワールドゲームの作成や、夜のパリの街の再現。またRedditユーザーは“リアルな目玉焼き”を作り出すなど、作品の投稿の種類は多岐にわたる。

Image Credit : benpres

このムーブメントは、SNSだけに収まらない。世界的な規模を持つゲーム開発ハッカソンGlobal Game Jam 2019の開催に伴いTwitchにて行われた公式生放送では、『Dreams Universe』でつくられた数ある作品の中から優秀な作品がとり上げられ、関係者達によって実際に遊ぶ風景が放送されていた。全て同じゲーム内で作られた作品でありながら、それぞれが全く違うビジュアル、内容を持つ独立した作品となっており、『Dreams Universe』というゲームが持つポテンシャルを視聴者へと直に伝えるものであった。

ゲーム制作者にとって、作品に関する情報の管理と発信は常にリスクとの戦いであり、悩みの種である。ときにその手段を誤れば作品そのものの売上どころか、組織がこれまでに積み上げてきたもの全てを失いかねない。だが、まぶしいほどの創作意欲であふれるコミュニティ内での動きを見る限り、今回Media Molecule が下した決断は、まさしく英断だったと言えるだろう。

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