『S.T.A.L.K.E.R. 2』はUnreal Engine 4を採用。Modなどにも対応しやすい環境目指す


GSC Game Worldは1月2日、現在同社が開発している『S.T.A.L.K.E.R. 2』はUnreal Engine 4で開発されていると発表した。常にベストなテクノロジーを探求しており、その結果UE4を採用するに至ったという。

同エンジンを採用したことにより、『S.T.A.L.K.E.R.』の世界に、張り詰めた空気や新鮮さ、そして血などを与えることができるとコメント。さらにUE4は、開発チームの目指す「Modなどを作りやすい」という目標とも調和したという。ゲームの品質とユーザーのカスタマイズ性の両面の関係を考慮し採用するに至ったようだ。

『S.T.A.L.K.E.R.』シリーズはX-Ray Engineが使用されてきたが、この度はEpic Gamesが手がけるエンジンが使われることになる。なお、現在早期アクセス販売されている、チェルノブイリを舞台としたゲーム『Chernobylite』でも、Unreal Engine 4が採用されており、美しくも張り詰めた原子力発電所の空気が再現されている。『S.T.A.L.K.E.R. 2』でも同じく、リッチなグラフィックが描かれることだろう。

なお今回のゲームエンジンの選択は「プラットフォームやデジタルストアに関係するものではない」「その話については後日する」とも付け加えられている。つまり、Epic Gamesの手がけるゲームエンジンを採用するからといって、Epic Gamesストアでの独占販売が決まったわけではないと示唆しているのだろう。実際のプラットフォームがどうなるかは、改めて語られることになりそうだ。

『S.T.A.L.K.E.R. 2』については、ロゴマークや断片的な情報が語られたのみで、まだまだ謎は多い。ゲームプレイ映像やスクリーンショットの公開が待たれるところ。『S.T.A.L.K.E.R. 2』は2021年に発売予定。断片的な情報については、弊誌記事をご参考あれ。