『ニッポンマラソン』日本配信正式発表。勘違いジャパン全開のクレイジーマラソンレースゲームが12月17日、国内PS4/Nintendo Switch向けにリリース

『ニッポンマラソン』の日本国内PS4/Nintendo Switch版が12月17日に発売される。『ニッポンマラソン』はSteamにて早期アクセス中の、勘違いジャパン全開の物理演算パーティーゲームを日本語にローカライズしたもの。「海外の会社が翻訳した、間違っているようで間違ってない日本語」をあえてそのまま採用。

アークシステムワークスは11月29日、勘違いジャパンっぷりが光りに光るクレイジーマラソンレースゲーム『ニッポンマラソン』を国内PlayStation 4/Nintendo Switch向けに発売することを発表した。ダウンロード専売ソフトとして、海外と同じく12月17日に税込み1500円でリリースされる。

本作は英国のインディースタジオOnion Soup InteractiveがSteamにて早期アクセス配信中の物理演算パーティーゲーム『Nippon Marathon』を日本語にローカライズ移植した作品。「外国人から見た勘違い満載の日本」をテーマにした国「ニッポン」を舞台に、クレイジーな見た目のキャラクター達が、障害物やハプニングだらけのコースを駆け抜ける4人同時対戦のレースゲームとなっている。開発陣曰く、『Micro Machines』シリーズと「痛快なりゆき番組 風雲!たけし城」の組み合わせを目指したとのこと。

プレイヤーはジャンプとしゃがみ操作で障害物を避けつつ、ステージ上に落ちているフルーツを拾い、他のプレイヤーにぶつけて妨害したり、自分で食べてスピードブーストをかけたりしながら前へ前へと突き進む。遅れたりコースから落ちたりして画面から外れてしまったプレイヤーはリタイア。最後に残ったプレイヤーにはスター(ポイント)が付与され、最後に通過したチェックポイントから改めてレースが再開される。荒唐無稽なステージを走り抜け1位を目指そう。

プレイアブル・キャラクターはセーラー服を着た坊主頭のおじさん、エビの着ぐるみ男、ツノを生やしたお姉さん、長身の犬人間という、濃く怪しい人物ばかり。作中で使用されている日本語は「べギン、勇敢な、走る……行く」「カニのように贖う」といった、わかるようでわからないヘンテコ文章となっており、ローカライズにあたっても、勘違い満載の日本という本作のテーマに合わせて「海外の会社が翻訳した、間違っているようで間違ってない日本語」をあえてそのまま使用しているという。

メインとなるマラソンレースのほか、アスレチック攻略や人体ボーリングなどのミニゲームモードも充実しており、パーティーゲームとしてフレンドとワイワイ楽しめる作品が目指されている。奇妙奇天烈なプレイアブル・キャラクターたちが主人公となるストーリーモードも実装。『ニッポンマラソン』の発売日は12月17日。ツッコミどころ満載、意図的にずらした日本を堪能せよ。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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