『オーバーウォッチ』不適切な言動によってBANされたのち、「改心」したプレイヤー現る。悪質プレイヤーに対して警鐘を鳴らす
『オーバーウォッチ』にて、チームメイトに対する不適切な言動によって自身のアカウントをBANされたとある海外ユーザーが、Blizzard サポートの対応が適切なものであるとし、自身の罪を認めて改心するという興味深い声がRedditに投稿された。
まず前提として、海外プレイヤーDotaShield氏は自身のことを悪質なプレイヤーのひとりとし、決して良いオーバーウォッチプレイヤーではないと自称している。また、ゲームプレイ中に不満を感じやすい傾向にあるとも語っている。同氏は、運営からチームメイトに対して発言したチャットの内容が不適切だったと判断され、7日間のアカウント停止を言い渡された。当然、同氏はこの処罰に納得できなかったため、本件に関してBlizzard Entertainmentのサポートに問い合わせた。同氏はRedditなどで読んだ多くの記事から、『オーバーウォッチ』のアカウント停止はシステムによって自動で行われていると判断しており、その返答にあまり期待はしていなかったという。
しかしBlizzard サポートの返答は、DotaShield氏を感心させたようだ。文中には、「私たちは、あなたがアカウント停止について不満を抱いていることを理解しています。しかし悲しいことに、それはあなた自身の行動の結果です。他のプレイヤーが悪質な行為をしていても、自分自身の悪質な行為は決して許されません。」といった警告文が並ぶ。
しかしそれだけではなく、DotaShield氏が実際にチームメイトに発した不適切な言動がいくつか挙げられ、「侮辱に頼るのではなく建設的な会話を行うべきです。これができない場合はチャットに参加せず、チームメイトとのコミュニケーションの方法を再考してください。」といった文章で締められていた。自動システムによる処罰を受けたと思い込んでいた同氏は、決してコンピューターではなく人間の判断によって自身のアカウントが停止に至ったことを知り、大きく心を動かされたのだ。
DotaShield氏は、投稿の最後に「同情や理解を求めているわけではなく、自動システムによってアカウント停止の処理がされていると思い込んでいるプレイヤーにこれを共有したい」と付け加えている。またゲームプレイ中に不満を感じてしまい、チームメイトを侮辱してしまう傾向があるプレイヤーに向けて「プレイヤーに対してチャットやボイスチャットで自身の不満を打ち明けるならば、自分たちの行いも観察したうえで慎重に伝える必要がある」と警鐘を鳴らした。Blizzard サポートの対応がきっかけで、心の底から罪を認めてプレイヤーに呼びかける姿を見ると、すっかり改心したと言えそうだ。
ちなみに、『オーバーウォッチ』では認知行動療法を用いて自身の“キレ症”を改善したプレイヤーがいることも報告されている(関連記事)。各々にあった方法でイライラを抑える必要があるだろう。対戦ゲームにはフラストレーションはつきもの。画面越しにプレイヤーがいることを常に考えて、マナーを遵守するプレイヤーがさらに増えることを願いたいところだ。