美しいファンタジー世界を旅する物理パズルACT『Trine』シリーズ3作品のNintendo Switch版が発表。日本での発売も計画

フィンランドに拠点を置くインディースタジオFrozenbyteは11月9日、『Trine』シリーズの1作目から3作目をNintendo Switch向けに発売すると発表した。弊誌がFrozenbyteにうかがったところ、現在これらの作品を日本でも発売するよう準備を進めているとのことだ。

フィンランドに拠点を置くインディースタジオFrozenbyteは11月9日、ファンタジー・パズルアクションゲーム『Trine』シリーズの1作目から3作目をNintendo Switch向けに発売すると発表した。移植作業は、数多くのNintendo Switch向け移植の実績を持つBlitWorksが担当する。そして同日、1作目のリマスター版である『Trine Enchanted Edition』が早速海外でリリースされている。続く『Trine 2: Complete Story』と『Trine 3: The Artifacts of Power』も近日配信されるとのこと。

なお、弊誌がFrozenbyteにうかがったところ、現在これらの作品を日本でも発売するよう準備を進めているとのことだ。ただし、具体的なスケジュールについてはまだ発表できる段階ではないそうで期待して待ちたい。

Frozenbyteの代表作のひとつである『Trine』シリーズは、かつては栄えていたものの、王の死により荒廃し、モンスターがのさばるようになったファンタジー世界が舞台だ。主人公は、魔道士アマデウス・騎士ポンティアス・女盗賊ゾーヤの3人。彼らは、古代の秘宝Trineに同時に触れたことにより、その強い力によって縛られ行動を共にすることになる。3作品ともに1人プレイもしくは最大3人でのローカル・オンライン協力プレイに対応し、ソロの場合は3人のキャラクターを順に切り替える形となっている。

『Trine Enchanted Edition』と『Trine 2: Complete Story』は、2.5Dグラフィックの横スクロールアクションで、『Trine 3: The Artifacts of Power』ではフル3Dとなり奥行きの概念が導入された。魔道士アマデウスは、離れた場所にあるオブジェクトを自由に動かす魔法や、足場や重りに活かせる神秘のキューブを召喚することができ、騎士ポンティアスは剣と盾を持ち、敵を攻撃したり逆に敵の攻撃をはじき返すことが可能。そして女盗賊ゾーヤは弓矢で敵を攻撃できるほか、グラップリングフックを使ったアクロバティックな移動を得意とする。これら基本スキル以外にも、経験値を貯めることでさまざまな追加スキルを獲得できる。

各作品では、物理演算を利用したパズルがステージのあらゆる場所に配置されている。そのため、先に進むためにはまったく異なる3人の能力をどのように活かすかが求められ、また解法は必ずしもひとつだけとは限らず、試行錯誤する楽しみがある作品だ。緻密に描かれる美しいファンタジー世界も魅力のひとつ。本シリーズで培われたそのビジュアルは、昨年リリースされた『Nine Parchments』にも受け継がれている。

なお、開発元Frozenbyteは今年10月、シリーズの続編である『Trine 4: The Nightmare Prince』をPC/PlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switch向けに発表している(関連記事)。2019年発売予定となっており、こちらも国内リリースが実現することを期待したい。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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