アクションRPG『PAGAN ONLINE』正式発表。『World of Tanks』のWargaming新作は、ハクスラとMOBA型戦闘の融合を目指す
パブリッシャーWargamingは11月8日、『PAGAN ONLINE』を正式発表した。対応プラットフォームは“まずは”PCで、2019年の配信を予定しているという。『World of Tanks』を運営しているWargamingは、今年4月にセルビアのデベロッパーMad Head Gamesと提携し新作を開発すると発表していたが、どうやらその新作が『PAGAN ONLINE』になるようだ。
『PAGAN ONLINE』は紀元前の神話をテーマとした、混沌世界を描くRPGだ。神々が去ってからは闇の勢力が力を伸ばし、人々から魂を引き裂くなど蛮行の限りを尽くしていた。プレイヤーは選ばれし人類の希望として、己の力を高めて恐ろしい敵たちに立ち向かう。システムとしてはハック・アンド・スラッシュシステムを採用。敵を倒し戦利品を獲得し成長していくことになるだろう。また、クラシックなダンジョン探索要素を組み合わせつつ、そこにMOBA形式のアクション色の強い戦闘を取り入れているという。ソロもしくは友人とともに、この暗黒世界の探索を進めるのだ。
Wargamingによると、『PAGAN ONLINE』においては、MOBA型の戦闘を取り入れることでハイテンポなゲームプレイを提供するという。セッションの種類は非常に幅広く挑戦的で、ゲームモードは多様でミッションはリプレイ性が強く、シングルプレイユーザーも長く遊べるように作られているとのこと。長期運営を想定したライブ型のサービスとして展開され、エピソード形式で拡張コンテンツが順次実装されていくという計画も明かされている。
ダンジョン探索とハック・アンド・スラッシュ要素を導入するジャンルは『Diablo』シリーズを筆頭に昔から存在するが、今そのブームが静かに再燃しつつある。最近では『マインクラフト』のスピンオフとして発表された『Minecraft: Dungeons』もテーマは近い。『Torchlight Frontiers』も同じジャンルの作品であるといえる。ライブ型のサービスとの相性のよさを誇るハック・アンド・スラッシュシステムは、さまざまなゲームに取り入れられつつある。そこにハイテンポなアクション型の戦闘を組み込むというのが『PAGAN ONLINE』の特徴になるだろう。『World of Tanks』の運営のノウハウが注ぎ込まれ作られているという同作。まだゲームプレイ映像やスクリーンショットも公開されていないので、さらなる情報公開が待たれるところ。