『GRIS』日本語対応有りで12月13日に発売へ。Nintendo Switch/PC向け、美しいビジュアルが光るスペイン発2Dアドベンチャー

Nintendo Switch/PC向け2Dアドベンチャーゲーム『GRIS』の発売日が12月13日(日本標準時12月14日)に決定した。美しく繊細なビジュアルが光る『GRIS』はスペインのインディースタジオNomada Studioが開発を担当。水彩アートの世界を巡る誌的な体験が期待できる。

Devolver Digitalは11月7日、『Gris』の発売日が12月13日に決定したことを発表した。対応プラットフォームはNintendo SwitchおよびPC/Mac。架け橋ゲームズのサポートにより日本語にも対応する。Steamストアページはオープン済みだ(日本標準時での配信開始は12月14日)。本作は声を失った少女が、美しい水彩アートの世界を冒険する詩的な2Dアドベンチャーゲーム。開発はスペイン・バルセロナのインディースタジオNomada Studioが担当している。

主人公である少女Grisは、辛い経験をきっかけに悲哀に満ちた幻想的な世界に迷い込む。自身の心境の変化とともに形状が変わっていく不思議なドレスの力を借りながら、色あせていく世界の中で自分が歩むべき道を見つけ出していくのだ。ちなみにGrisはスペイン語で灰色を意味する。物語が進むにつれて彼女の感情は豊かになり、世界を違った視点から見つめられるようになる。するとドレスの新しい能力が解放され、新しい道を切り開いていけるようになるのだ。

アートワーク/クリエイティブディレクターであるConrad Roset氏は、フリーランスの身で活躍するアーティスト。本作でもRoset氏ならではの透明感のある繊細なタッチのビジュアルが目を引く。さらには開発元Nomada Studioと同じスペイン・バルセロナで活動する音楽プロデューサー/バンドBerlinistによるサウンドトラックにより、穏やかながらプレイヤーの感情を呼び覚ますような誌的な体験が期待できるだろう。ゲームクリアまでの所要時間は3時間ほど。美しい世界の中で、簡単なパズルや、足場から足場へと飛び移る移動アクションをこなしながら先へ先へと進んでいく。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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