『Agony』開発陣の新作サバイバルホラー『Paranoid』発表、Steamにて日本語対応予定有り。トラウマにより13年間の引きこもり生活を送っていた男が狂気に誘われる

地獄巡りサバイバルホラー『Agony』の開発元として知られるMadmind Studioが新作サバイバルホラー『Paranoid』を発表。対応プラットフォームはPC(Steam)、発売時期は未定。家族を失ったトラウマにより13年間隔離生活を送っている男が、一本の電話をきっかけに狂気に誘われていく。

地獄巡りサバイバルホラー『Agony』の開発元として知られるMadmind Studioは11月5日、新作サバイバルホラー『Paranoid』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)、発売時期は未定となっている。既にSteamストアページはオープン済みなので、気になる方はウィッシュリストに登録しておこう。

水面下で開発を進めていたという『Paranoid』は、前作と同じく一人称視点のサバイバルホラーゲームとなるものの、舞台は地獄ではなく1980年代の現世という点で大きく異なる。主人公は31歳のPatrick Calman。両親は悲惨な死を迎え、姉妹は突如失踪。奇怪な出来事により最愛なる家族を失ったPatrickの精神は蝕まれていき、牢獄に捕らわれているかのように自身のアパートメントに籠もるようになる。さまざまな中毒症状と精神疾患に苦しませられながらひっそりと生活していたPatrick。だが13年の年月が過ぎたある日、失踪した姉妹と思わしき声の人物から彼のもとに電話がかかってくる。家族の身に何が起きたのか、Patrickは真実を知るためにも、社会から隔絶した生活から離れ、彼を狂気へといざなう悪夢のような体験に身をさらさなくてはならない。果たして彼は正気を保ったまま真実を解き明かすことができるのだろうか。

『Agony』から引き続き、残忍かつダイナミックなゲームプレイとともにサイコロジカルな恐怖体験を届けることが狙いとなっている『Paranoid』。ゲームの舞台こそ前作の地獄から現世に変わっているものの、公開されている画像・動画から、Madmind Studioの強みといえるエロ・グロ表現は健在であることがうかがえる。また上の動画では幻視のような症状がみられることから、Patrickの薬物やアルコールの中毒症状や精神疾患がゲームプレイにも関わってきそうだ。

なおMadmind Studioは前作『Agony』からレーティング審査規制を取り除く『Agony UNRATED』を10月31日にリリース済みである(関連記事)。

 

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

記事本文: 1953