オープンワールド・サバイバル『Rust』の人気が再び上昇中。空を飛ぶ「熱気球」の正式実装をうけて


オープンワールド・サバイバルゲーム『Rust』の人気が、ふたたび上昇しているとPC Gamerなどが報じている。『Rust』は、インディースタジオFacepunch Studiosが開発するオープンワールド・サバイバルゲーム。今年の2月9日に、約4年間の早期アクセスを経て正式リリースされた。オープンワールド・サバイバルゲームの先駆けとして根強い人気を誇るが、とあるアップデートをきっかけに、ふたたび多くのプレイヤーが遊んでいるようだ。

『Rust』はMO型のオープンワールド・サバイバルゲーム。Webブラウズ版などの開発を経て、2013年12月にSteamにて早期アクセスタイトルとしてリリースされた。プレイヤーは裸一貫にて自然豊かな大地に産み落とされる。体力・食料・渇きといったパラメータを満たすためにサバイバルをしつつ、素材を集めてクラフトをおこなう。集めた素材で家を建て地盤を固めながら、自分なりの生き方を見つけていくのだ。

本作ではアップデートによりさまざまなコンテンツが実装されており、車両から船舶など乗り物が登場してきた。そして、このたび熱気球が正式に実装されたことが注目を集めている。10月に試験的に運用され、11月2日に正式に実装された気球は、Low Grade Fuel(低質燃料)を燃料として「空」を移動するという新たな乗り物となっている。自動で風向きにあわせて飛んでいくが、ポケットを調整することで方向や高度を調整することも可能。最大5名まで登場可能で、アイテムの収納ポーチも存在するという。気球を使えば、旅をすることはもちろんのこと、空を侵入経路として敵陣に攻め入れることも可能。またあわせて、地対空ミサイルも実装されている。気球をミサイルで撃ち落とせるというわけだ。そのほか、貨物船の要素が拡張されたり、ボートの外観が変更されたりとさまざまな要素を特色としている。

10月も同時接続ユーザー数の平均が3万前後と安定した人気を誇っていたが、空という新たな軸の遊びが追加されたということもあり、この週末はその倍となる約6万の同時接続ユーザー数を記録している(Steam Charts)。Twitchでも11月2日に放映チャンネル数や視聴者数が著しく伸びており、その人気ぶりが見て取れる(Twitch Metrics)。正式リリース後も意欲的なアップデートが続く『Rust』。まだまだ拡張されていくサバイバルゲームを、あらためて遊んでみてはいかがだろうか。